コレクターの人間行動を考える。
こんにちは。
今日、僕がした雑談をまとめてみました。
オークションやネットで買うことを頑なに拒む方をたま~に見かけますが
そういう方はショップに電話したり、足しげく通ったりして
コレクションを増やすんでしょうか?
と意地悪な書き方をしてしまいましたが、
目の前に合理的で経済的な選択が存在するのに、わざわざ機会費用が高くなる方法をとる人は
アノマリー(簡単にいえば説明がつかない行動をとる人)と言えます。
あえて自分の非合理性を主張することで効用が満たされるので
あれば、当人には結構なことだと思いますが、経済理論では説明がつきません。
経済(市場)は感情で動くというのは,行動経済学の考えのひとつですが、古いオモチャの取り引きや
いろいろな人の意見や行動を見ていると、非合理な行動を多く見ます。
それが人間の感情に起因しているのかといえば、YESでしょう。
ただその「感情」を第三者が正確に捕えることは難しいです。
個々人が納得して行動している結果なので、全然かまわないのですが、
オモチャの市場と財は特殊な例ということも踏まえて考えるても
いかに経済原論が実際の人間の行動を正確にとらえていないかということです。
逆の発想をしてみると、例えばテンバイヤーから買うのはいやだよ~という人が
沢山いて、転売している人から買うことが自らの効用を最大化に
つながるとしても、テンバイヤーから買わないことを主流となるのであれば、コレクターの行動は
経済理論から見たアノマリーではなく、理論がコレクターの行動から見ればアノマリーになるのです。
コレクターの意思決定は、ネットオークションなどの購買選好や、いつ買うかの時間先好など一般的に見て
謎な部分がたくさんあります。何十年たっても、それが解明されることは、無いと思いますが…。
だってコレクターなんてきまぐれですからね。
ポチっとお願いします。