未来都市 フランクフルト空港 (ドイツ)
今回のお話はドイツのフランクフルト空港のお話です。僕は初めてバッパーとして旅にでたのはヨーロッパの周遊でした。ユーレイルパスを使っていろいろ行きました。旅行中に知り合った方を見送るために初めてフランクフルト空港を訪れたとき、その大きさと姿が未来都市のようにと思われました。夜に地下のプラットフォームに電車が滑り込んでくる瞬間はまさに銀河鉄道999の世界観と見間違う光景でした。
僕の人生には一度も見たことがない巨大空港は圧巻の一言で海外にきて良かった!いつか必ず僕もこの空港を使おうと思い地下のプラットホームから次の町へと旅立っていきました。
さて昨今、用事でヨーロッパに行く機会があったので、わざわざフランクフルトから香港に飛ぶ便を選択しました。もう一度あの未来都市にいけるのだ!という万感の思いを秘めて空港に行きました。
フランクフルト北駅から電車にのって空港に行きます。いよいよ未来都市です。
電車がプラットホームに滑り込み、いよいよ到着
未来都市バーンッ!!
ところが目の前の光景はっ!!
それがこのプラットフォームです。
普通ですね。
プラットフォームを登った所のガラス張りの空間です。
取り立ててどうということはありません。
昔は「まるでタイムトンネルやっ!!」
と思わした通路も、別にまァその何ということは無いですね。
当時「不夜城や、フランクフルトは不夜城や!」と心振るわせた空港自体も、
当時見た場所から見ても、なんとも思いませんでした。
悲しかったですねェ~本当に・・・。
良い思い出をわざわざ自分の手で汚してしまったのですから。
「一度行って良いと思ったところは、再び行かない方が良い。」という格言を言われた
バッパーが居られましたがまさしくその通りです。
まァ何度行ってもいいところもありますけどねえ。
初めて旅に出たときは見るもの聞くもの口にするもの何もかもが新鮮でした。しかしその後いろいろと旅をしたので情報は蓄積されたんですね。
感動した思い出を追体験する必要はなく、感動の再現は不可能だったわけです。
しかしこの多くの体験が新鮮に感じられて世界が開けていく感覚は、若い頃しか手に入らないものだと思います。ですので若者は海外にバッパーとして一人で遊びに行くことをお勧めします。「自分探しの旅」とかいう生き恥をさらす、なまぬるい目的ではなくてパーッと貧乏ごっこの遊びに行くのです。
僕の場合はかっこつけと現実逃避が目的でしたよ。
でも空港が好きなんです。お気に入りはミラノのマルペンサ空港です。
みてすぐに「科学要塞研究所!」と思いました。
いまにも聞こえてきそう