I am sitting
In the morning
At the diner
On the corner

I am waiting
At the counter
For the man
To pour the coffee

(スザンヌ・ヴェガ『Tom's Diner』より)

スザンヌ・ヴェガがアカペラで歌ったトムズ・ダイナー(「Tom's Diner」)は、実際にニューヨークのコロンビア大学近くに存在するレストランだ。
実際はトムズ・レストラン(「Tom's Restaurant」)といい、ギリシャ系のオーナーが経営している。
このレストランは90年代アメリカで人気だったテレビコメディー「Seinfeld(邦題『となりのサインフェルド』)」の中で主要メンバーが時々、食事をとった場所としても有名である。(番組内では『Monk's Cafe』という設定)


Tom's Diner - DNA feat. Suzanne Vega
(1990年5位、1991年年間53位 Billboard誌)

スザンヌ・ヴェガはLA生まれのニューヨーク育ち。
よくこのトムズ・レストランで朝食をとったらしい。
私も今年5月のGWにここで朝食をとった。
目玉焼き、ベーコン、ポテト、トーストの典型的な
朝食やサンドイッチ、パンケーキ、ハンバーガー、
ステーキなど、これまた典型的なアメリカンフード
が食べられる。
それだけでなくシーフードやスパゲティーなどメニューも豊富だ。


スザンヌ・ヴェガの「Tom's Diner」は、最初、1987年の
アルバム「Solitude Standing (邦題『孤独(ひとり)』)」の
1曲目に入っていた。
ヒットシングル「Luka」が全米チャートの3位に入り、
アルバムもヒット(アルバムチャートの11位)したが、
この「Tom's Diner」は、アカペラだったこともあり、
アルバムの中でも印象の強い曲だった。
スザンヌ・ヴェガは、最初この曲をフランス映画の中の曲
みたいにピアノをバックに歌いたかったが、
ピアノを弾けないので仕方なくアカペラにしたらしい。
短くて手ごろだったのか、当時、試験的にMP3に
フォーマットにされ、世界で最初にMP3フォーマットに
された曲として歴史に刻まれることにもなった。

Original, acapella version of "Tom's Diner"

ところが1990年、イギリスの音楽プロデューサーがスザンヌ・ベガに許可をとらないでアカペラの「Tom's Diner」にダンスビートにのったハウス風のリミックスを加えた。
スザンヌや彼女のレコード会社のA&Mは、怒るどころか
そのリミックスバージョンを気に入って買い取り、
(「DNA feat. Suzanne Vega」の)シングルとしてリリースすると全米チャートの5位に入るヒットとなった。

ニューヨークにはアメリカンフードの店はもちろん
たくさんある。どうせ食べるのなら有名な店に入った
方が得をした気にさせられる。もっとも、こういった店は
どこもボリュームがあって日本人には一部(ギャル曾根とか)を除いて食べるのに一苦労である。


Luka - Suzanne Vega
(1987年3位、年間52位 Billboard誌)


店にはテーブルとカウンターの席がある。
一人で行ったので私もカウンターに座らされると
思いきやテーブルに座らせてもらえた。


米テレビコメディー「Seinfeld
(邦題『となりのサインフェルド』)」では
このアングルの映像が使われた。


店内の壁には「Seinfeld」の主要メンバー
の絵が飾られている。

となりのサインフェルド Vol.3


孤独(ひとり)/スザンヌ・ヴェガ