メジャーリーグ機構は2日、第79回オールスターゲームの


ア・リーグファン投票第2回中間発表を行った。


前回、外野手部門で2位だったイチローは、選出圏内ではあるものの3位に後退。


また、指名打者(DH)部門でノミネートされている


ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手は前回同様2位だが


1位との差は広がっている。

 

8年連続の球宴出場を目指すイチローに新たなライバルが現れた。


今回の発表では、麻薬中毒を乗り越えて現在リーグ打撃2冠の


ジョシュ・ハミルトン(レンジャーズ)が47万9492票で前回6位から2位に急上昇。


イチローは、45万6136票と約2万票差で3位につけているとはいえ


43万1101票で4位のウラジーミル・ゲレロ(エンゼルス)


37万3889票で5位のボビー・アブレイユ(ヤンキース)らに追われており


油断はできない状況だ。


外野手部門トップは


先日500本塁打を達成したマニー・ラミレス(レッドソックス)で81万1612票。

 

前回、DH部門トップのデービッド・オルティス(レッドソックス)に


約30万票差で2位に入った松井は、今回の発表で得票数を42万3551に伸ばした。


しかし、それ以上にオルティスがリーグ全選手中最多の89万3915票まで


数字を上げており、松井の自身初となるDHでの選出は依然として厳しい状況だ。

 

そのほか、捕手がジェーソン・バリテック、一塁手はケビン・ヨーキリス


二塁手はダスティン・ペドロイアと3部門でレッドソックス勢がトップの座をキープ。


地元開催のヤンキース勢も、遊撃手にデレク・ジーター


三塁手にアレックス・ロドリゲスの2人がトップの座を守っている。


なお、城島健司捕手と岩村明憲二塁手は発表された各ポジションの上位5位以内に入っていない。

 

7月15日にヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムで行われる



今年のオールスターゲーム。


ア・リーグは投手を除き、野手と指名打者の計9人をファン投票で選出することになっている。


締め切りは現地時間7月2日。


なお、ナ・リーグの第2回中間発表は翌3日に行われる。