日々の稽古中にアリーナー横の通路で除く見学者は数多く見受けます。
本物の刀?恐る恐る握る・・日本刀をもって「ニッコリ笑顔」のショットです
(熊谷市市民体育館 日曜日 剣道場前AM10:30頃)
必ず聞こえる声や質問は?「それ本物の刀ですか?」、「本物の刀を使って稽古するのですか?」「刀を持ってみたい!」「すごいね~」・・・など矢継ぎ早に聞いてきます。道場奥で稽古指導していると見学者の気配は感じられませんので、入り口近くの場所で稽古をするようにしています。
今日の見学者は隣のアリーナ―でバレーボールのトーナメント試合でしょうか?
試合合間に私の剣術・居合道の初心者講習をしている最中に覗き込んでいましたので声をかけ、お誘いしてみました。その時のバレーボール女子選手たちの声をまとめてみたのが上記の声や質問です。この声は今までも必ず聞く一般的な多数意見です。
持ってみたいと言っていたバレー選手に「刀を持ったショット」を撮ってみました
この写真をFBやブログに掲載し「世界へ発信します・・・」と言ったら、入り口に置いてある募集案内のチラシと栞をもっていきました。見られるといいですね~
さて、土曜日は根岸家長屋門での「試し斬り」を含む稽古
日曜日は「初心者講習」と、「昇段に向けた稽古」となっており、それテーマ稽古に沿って各当剣士が合格するように毎週、稽古鍛錬を繰り返し重ねていきます。
では、そんな稽古風景をお見せいたします。
昇段の「初段」に向け稽古居合形20形稽古する 初段三人の模擬試合
トーナメント戦をする
結果順位はMさんが一位でした。
初心者講習をMさん右側(一級)に委ねる 納刀の仕方 基本動作を観る
(一級のMさんに初心者講習をさせることにより己の基本動作を顧みることや
人に対し説明し相手が解りやすく理解できたかどうか?を観るのも委ねることの
一つです)そして反復稽古した後、再度、私が点検し、正確に出来ているか観る
一つ一つ動作が出来ていなければM剣士を呼んで注意をします(結果責任を伴う)
快晴だった長屋門前の稽古 試し斬り以外に、居合形や剣術形稽古もする
前日の土曜日は根岸家長屋門「試し斬り!」稽古でした。
最長年齢85歳のBさん・・・今日は一畳を二本、と一畳の0.75%の少し薄巻き
巻き藁を二本を「左右袈裟斬りの稽古」です。予備に0.75畳と、それより巻きが少ない半畳を3本用意しました。半畳巻きは一畳の半分の長さで初心者や稽古用の教材として使います。
最少年A君右側▲(11歳)の時 最年長85歳のBさんの試し斬り稽古
巻藁一畳両袈裟斬り(初段レベル) 試し斬り用三振りを用意する
昔、首皮一枚と表現された 両断された巻藁の斬り口 斬り終えた巻藁の残骸
斬り口(もう数ミリで斬り落ちる藁巻き)
最年少のA君は左右の両袈裟斬りが出来ていますので試し斬りは「初段」レベルです
最年長のBさんも左右の両袈裟斬り一畳を両断していますので
試し斬り技量は「初段レベル」となります。
では次のレベルは下段から左右から繰り出し斬り上げる
「逆(ぎゃく)袈裟斬り」です
これが二段レベル、その上が、水平に横一文字で左右から斬れるのが三段レベルです
ここまでが私の言う「義務教育の試し斬り」で一般で鞘を払って斬る剣術の斬り方ですね~、この上(四段)が実際の抜き打ち・抜き付けという「居合道(いあいどう)」になります。
解りやすく言いますと剣道で立ち会うときは、すでに鞘が無い状態で剣先を相手の目の位置に向けて中段に構えます(正眼・青眼)が・・・居合道は鞘に収めた帯刀の状態で、鞘(さや)から刀を抜き放つ動作で相手に一撃を与え、
斬り伏せる業ですので、この業(わざ)で一畳の巻藁を逆袈裟で両断できませんと
居合と言えませんので「四段から」居合道の入門と言っても過言ではありませんね
新選組では、この四段レベルを「切り紙」として五段レベルを「目録(もくろく)」資格としております。(江戸期の技量レベルに近い資格呼称ではないでしょうか?)
今回は少し居合道につきまして具体的に深堀をしてみました・・・
ではまたお逢いしましょうね~「おやすみなさ~い(グットナイト!)」