居合形や木剣を使用しての剣術・組太刀形を稽古、修行してしておりますが
居合形では敵が見えない対敵動作で斬っています。
熊谷運動公園の鯉のぼり 運動公園に咲くツツジ 深谷場所での稽古指導
剣術・組太刀は対敵は目に前に居て立ち合い木剣で討ちあいますが、寸止めや木剣のもの打ち箇所で、頭部・肩・腰
等を討ちます。どうもこれが斬った感がなく、物足りなさを感じます
それが「試し斬り」に出ているのではないかと常々感じていましたので、日頃の
剣術・組太刀では「斬る!」感を出せる腰を入れる姿勢や形相で勢い、振り大きさ、鋭さ、を前面に出せる稽古指導をするようにしました。
※ものうち=刀や太刀などで討ち斬るとき、もっとも強く斬れる箇所
切先から10cm~12cmの箇所 切先3寸とも言われている。
深谷場所での稽古模様、「今一つ斬った感が見られない・・・物足りなさが感じる」
居合形の稽古「破図味」 居合形膝の悪い形用、立体と円要は一体感を演武
居合形「真」の理合いで動作確認をする。対敵は目の前、倒れた対敵に対し
敵付けをする。これでいかに近くに、どのような対敵の箇所を斬って、切先は
どこに向けているのか?リアル動作をする。この形動作を、徐々にメリハリをつけ
腰や身体を入れ強く、大きく刀を振り、斬る!
組太刀(木剣使用)で相手と合掌で目の前の正中線を取った場合
左画像のように頭を交わしのけ反るようにしなければ前頭部を斬られます
右画像は剣先を喉に向けて突きだし、対敵を突く!
喉の手前に寸止めをすると手や両腕が緩くなり、腰や身体の突き感が
見られなく腰高や腰が入らず手加減をしているように見えるので
ここは叱咤激励して本気モードで突き入れるように指導する。
従って喉首の左側に剣先を差し込むように突き入れるよう指導する。
これでやっと斬った感や突き感が感じられる稽古になった
(左画像)相手の右腕に乗せるのではなく、対敵の小手を叩くように制する
(真ん中画像)腕を伸ばし、腰を入れ、身体を入れて突き刺すように
突き入れる(剣術形)
(右側画像)受け流して対敵の肩を当てるのでなく、瞬時に身体を捌き入れ
腰と身体を入れ肩を斬る!
今後はこの剣術形を試し斬り稽古する
要は受け流して対敵の肩を斬る感は、巻藁を傍に置いて斬る稽古しなければいつまでも剣先(ものうち)を肩に乗せる、腕に乗せる、
当てる、軟な踊り稽古しかできないと思うからです。
今日の熊谷場所では指導に熱が入りました。
斬れる剣術・居合道の「無外流剣心会&新選組」でありたいのです。
リアル剣術・居合道稽古でした。