遅くなりましたが、先月の末に浅草の見番で「秋のお座敷遊び」芸者さんに会いに出掛けました
当日は雲が少しありましたが穏やかな天候にに恵まれ秋晴れです・・・
開場時間午後三時半迄時間がありましたので周辺を少し歩いてみました・・・
昔の浅草は芸者衆五百人位と料亭八十軒や待合があり花街(三業地)も賑わっていたとのことで
浅草三丁目・四丁目を歩いてみると意外と飲食店が多い・・・寿司・おでん・ふぐ・・・など和風の店が
多く喧騒を避け住宅地と馴染んで、老舗もしっとりとして情緒を醸し出しています
三業地(さんぎょうち)=花街では芸者を抱える「芸者屋」その出先である「待合」「料理屋」
から成り立つ世界、この三つの業種から来ているのです
会場の「浅草見番(悠游亭)」は二階のお座敷を一夜限りの料亭に見立て芸者衆による
お酌や踊りそして幇間(ほうかん)衆によるお座敷芸など普段見かけることのできない特別版とのこと
定員七十名位でしょうか?満席でリピーターも多いとのこと
先輩、同輩も多い観客席で相席の人たちのお話も聞き・・・お勉強になりました
お座敷舞踊
演目
紅葉の橋 吉原雀 浅草まいり 浅草ごよみ(秋) 明治は遠く 浅草名物 さわぎ
お座敷遊び
(代表的なもの) おまわりさん とらとら 金毘羅船々 投扇興
退屈させないお座敷ゲーム
屏風を挟んで虎をおばあさんと槍の格好で勝負をする拳遊び「とらとら」
この遊ぶに参加した同席のMさんは父上のお誕生日に
この「お座敷遊び」をプレゼント、親孝行の息子さんです・・・して我が愚息は?なんて一瞬
思い浮かべましたが・・・・
一人二役の演じる屏風芸、洒脱な踊りは幇間(ほうかん)=たいこもち・・ならではの
座敷芸です・・・(浅草に数人しかいないとのお話もありましたが?・・・)
艶やかな着物にシュシュッと裾を畳に滑らしながら座敷で膝をつき合わせ、
日本髪に真っ白な化粧した顔の芸者さんにニッコリ笑顔で「一杯どうぞ?・・・」なんて
他に味わえない真近でお酌をされたら冥利に尽きます・・・ね!
三味線や踊りだけではない気配りと話術は「もてなしの心(芸)」を兼ね備え
お座敷の雰囲気を和らげます
お別れのお手を拝借・・・「よぉ~・・・」 帰りの見送りをする芸者さん
ライトアップの浅草寺「綺麗でしたね~」 帰りの仲見世で買った「人形焼」
帰りも浅草寺の仲見世通りを歩き、奥方殿の土産に「人形焼き」を買いました
別に後ろめたさはありませんが(笑い)・・・