11月6日(日)午前9時~正午くもり雨19.0℃


稽古剣酔記、滞って候。一月前で恐縮です・・・

季節モチベーション・行事を優先し書き続けて参る所存にて

ご理解をお願いいたしまする。

時間も賞味期間(鮮度)が必要でござれば・・・



入会(入門)間もないEさんと二人で基本稽古です。

礼作法から刀の握り方・・・振り方から始まり抜刀~「真っ向斬り」を中心に

抜き付けの基本一迄の稽古を時間いっぱいかけて反復繰り返しです。汗


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先ずは道場礼より                刀の振り方「真っ向斬り」

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抜き付け「横一文字」             終了後の歓談Eさんの話を聞く耳



Eさんの息が上がり・・・休憩を多めにして今日は修了です。


帰り際・・・今日の川越歴史探訪は川越城です。



川越城の歴史


川越城は、扇谷(おおぎがや)上杉持朝(もちとも)が長禄元年(1457)に

太田道真(資清)・道灌(資長)父子ら家臣たちに命じて築城させた城です。

当時、持朝は山内(やまのうち)上杉房顕(ふさあき)と連合し、

古河公方足利成氏と北端の拠点とするためと考えられます。


小田原を拠点に武蔵へ進出を図る後北条氏は、天文6年(1537)に

川越城を攻め落としました。天文15年(1546)、扇谷上杉氏は当時対立

していた山内上杉氏・古河公方と共に、川越城奪還を図りましたが、

後北条軍の奇襲にあって大敗し(川越合戦)、後北条氏は北武蔵への

支配を固めていきました。


天正18年(1590)、豊臣秀吉の関東攻略に際し、川越城は前田利家らに

攻められ降伏しました。同年8月、徳川家康が江戸に入ると、江戸に近い

川越城は重臣酒井重忠を置き、その後も幕府の有力な大名たちが

川越領を持つことになりました。


寛永16年(1639)、川越城主となった松平信綱は川越城の拡張整備を行い

本丸・二ノ丸・三ノ丸・追手曲輪・新曲輪などの各曲輪、3つの櫓、

13の門からなる、総面積9万9千坪(約32万6千㎡)余りの規模をもつ

巨大な城郭になりました。

                          川越城本丸御殿

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▲川越城本丸御殿案内図           ▲案内表紙


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▲ 本丸御殿斜め撮り玄関前        ▲本丸御殿 玄関正面より


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▲上左:使者の間                  ▲左上:鎗の間 

 上右:使番詰所            下中央:広間 正面に大きな壁をもつ

                       床の間が設けられた36畳の座敷です 

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▲川越城 江戸時代全景          ▲上左右:家老詰所より庭を見る       
                                  


本丸御殿の歴史


江戸時代初期の川越城の姿は、17世紀後半に製作されたと考えられる

「江戸図屏風」に垣間見ることができます。

屏風には川越城として、本丸と二ノ丸が堀で区画された二つの郭として

描かれています。川越城は鷹狩などでたびたび将軍の「御成り」があった

記録があり、本丸御殿は将軍のための「御成御殿」であったと考えられます。


元禄15年(1702)に写された「武州河越御領分明細記」には「ニノ丸御屋形」

とあるため、城主御殿はニノ丸に置かれ、本丸に関する記述がないことから

、本丸の御殿は解体されたと考えられます。

江戸時代末の弘化3年(1846)、ニノ丸御殿が火災で焼失してしまいました。

そこで御殿を再建することになりましたが、当時空き地になっていた本丸が

用地に選ばれ、嘉永元年(1848)、新たに本丸に御殿が建てられました。

新しい本丸御殿は建物の数16棟、1025坪にも及ぶ広大な建物で

城主の住まいだけでなく、城主が政務を行なう場や家臣たちが常駐する部屋

なども設けられており、文字通り城の中心となる建物でした。


館内を見学・・・一番奥に家老詰所(十畳)があり廊下の軒先で家老になった

つもりで座り庭を眺め目思いを馳せてもいいですね!

他の参館者もいて廊下で座り眺める人は意外と多いのです・・・


座敷部分を取り巻く廊下は、場所によって床の材質が異なり

ケヤキ・マツ・ツガ等違いがわかりますでしょうか?


帰り際、受付の方に「入館料100円¥は大変安いですね!」と言いながら

お話をさせて頂きました。

最後にどこでもそうでしょうか?入館者のマナーの悪さを言われ

・・・思わずひらめき電球己の心に振りかえる己に苦笑ですニコニコ・・・。