先日、ディスカッションクラスのお母さまから、以下の内容のメッセージをいただきました。
お母さまは、子供(中高生)に歴史の重要な出来事や問題について学ばせることは大切だと考えられていた。
でも、戦争や差別、奴隷制などの歴史的なテーマを扱った映画や動画を見せることで子供にトラウマが生じるのではないかと同年代の母親たちから心配の声をいただき、
自分の子供に尋ねたところ、『映画や動画が怖いと感じつつも、実際に起きた歴史を学ぶために必要であり、学校の授業にも役立つ』という言葉を聞いて、自分の教育方針に安心できた。
また、子供と一緒に見た映画についてのディスカッションの中で、映画の内容が一面的であることに気付き、異なる視点から物事を見ることの重要性も再認識され、歴史教育の意義や異なる視点を持つことの大切さについて考えさせられた。
ディスカッションクラスで学ぶ内容が素晴らしいと思いました。
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中高生でも、戦争や差別、奴隷などの歴史的なテーマを扱った映画や動画は、子供にトラウマが生じると心配して見せないというのもあるのか、、、
そう思ったら、Mrs. GREEN APPLEのMV「コロンブス」炎上事件が、なんとなく理解できるような気がしました。
知ってたのか知らなかったのかはわからないけど、アーティストじゃなくて会社の人が誰も気がつかないでリリースされるってところが怖いと思います。
さて『コロンブス』、インターナショナルスクールではよくあるトピックで、ここを知らずに奴隷や植民地の歴史は考えられないので、絶対に必要な知識です。
一方、日本では、コロンブスは偉人の本棚に並んでいて、偉いという価値観を教わっていたりするので、ちょっと違う側面でも考えてみます。
例えば、コロナ禍の2020年にコロンブスを違う側面から学んだ子どもたちのコメントです。
はじめて知った時は、ひどいとか、イヤとか、怖いとか、思って、何度も考えて、考えることに慣れ自分の意見を話すことが楽しくなった子は、以下ような意見です。
『アメリカ大陸を発見したすごい人といわれているど、命を大切にしないところは好きじゃない。だけど航海にすごく興味があって何でも試そうとする気持ちは尊敬しています。』
こう考えなさいとは言わないけど、上の子の意見を聞いて「なるほどね〜」と言ってしまうと、過度に間違えはダメだと思っていたり、深く理解できないで意見をしようとするとこう言ってしまう場合もあります。
『とても勇敢な人だと思います。だけど、宝石のことばっかり考えすぎていたと思います』
するとお友達から『じゃぁ、宝石のことばっかり考えすぎなければ、勇敢な人だったの?』と聞かれて、また考えます。
たまに、『自分がそう思うって言ってるだけなのに、なんで否定するのよ 』と怒ってしまう場合もありますが、多くの子は、他のお友達の話を聞いてまた考えています。
その前には、人を見下すことについても考えて、