こちらのつづきです。
競争がない環境で子供たちはどのように成長していくのか?
人と比べていい子悪い子、競争しないことを心配、という概念がある社会の中で自己肯定感を上げましょうとなると、自己肯定感が高い子を勝ちとなる。その結果、自己肯定感の高い子供が優位に立つ競争が生じることがあります。
そこで育まれるのは、ほかの人より優れていることを誇りに感じる気持ちや「自分は優れた人間だ」と思うプライドで、目的は競争に勝つことになる。
一方で、それぞれみんなの能力や努力を尊重し他者を否定したり責めたり評価したりジャッジすることなく、多様性を理解し尊重する能力が養われると、他者との競争よりも自己成長。
そこで育まれるのは、他者と自分を切り離して自己成長をさせる力、自分を大切にする自尊心、自己成長重視。
「自尊心とは」とタイプすると、Googleの一番上に『自尊心とは、「自分を尊いと思う心」と書きます。 つまり、自分自身を大切にする気持ちが自尊心だともいえるでしょう。』と出てきます。
繰り返しになるけど、競争という概念の中では、他者より優れたい認められたい「自分は優れた人間だ」と思うプライドが育まれ、競争という概念がない中では、他者と自分を切り離して自己成長をさせる力、自尊心が育まれる。
自尊心が育まれていれば、自分自身を大切にし、時には途中で道を外れても立ち直ることができます。
将来に必要だと感じれば、勉強し、努力します。
命を大切にし、不当な命令には従わず、命を脅かすような行為はしません。
友達だって大切にする、友達を利用しようとは思わないのです。
次回は、このような競争のないインター生活の5年後、日本の高校への一般入試の様子です。
中3の夏休みの偏差値が37だった息子です・・・
つづきます。