自分を褒めてあげたい | 恋愛侍、海を渡る。

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ロンドン生活指南書 LONDONに恋をした。。。

車のそとに、あのphotographerがいた。

ロックを解除して外へ出ようとしたが、

手がこわばって思い通りに動いてくれない。

拙者の必死の苦労をよそに

彼は開いていた後ろのドアから後部座席へ。

ちょっと気難しそうだった彼が

顔に満面の笑みを浮かべている

彼は拙者を見るなり興奮して言った。

さっきのfighting sceneは凄かったよ。

まるで華麗なdanceを見ているようだった。

何度も繰り返すのだ。

なんと答えていいものか。

役者をやっていて最も嬉しい瞬間かもしれない。

その日の帰りはDirector自ら送ってくれた。

段取りがつかなかったのか、

来るときのボッタクリ代金にびびったのか。

それはともかく、のんきに後部座席で眠り込んだ

room mateを尻目に、拙者は助手席で起きていた

どんなに疲れても、「現場では寝るな」

が日本にいたときの、拙者たちの基本である。

寝ないようにお互いをつねりあったりしてたものだ

静まり返った後部座席。

拙者にしたって、もはや積極的に話す気力はなし

あなたは眠くないの?

寝てもいいのよ

いや、拙者は仕事するために

鍛え上げてますから

ここでもまた感心されてしまった。

頑張った甲斐がありました。