ヒト科ヤクシャ ピエンス | 恋愛侍、海を渡る。

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ロンドン生活指南書 LONDONに恋をした。。。

その後も撮影は順調に進み、

拙者たちは、立ち回りのsceneを何回も繰り返す

だけだったが、やってるうちに2人とも乗ってきて

テンションはドンドン上がっていった。

しばらくして青い眼のニンジャ殿の出番は終了。

終了前の最後の立ち回りは2人とも納得できず、

もう一回やりたいところではあったが。

そして彼は装束を脱ぎ、

再びバイクにまたがって去っていった。

今度は黒い眼のニンジャの出番である。

拙者のroom mateだ。

どうせ来てるから、ということで

fighting scene以外の部分を彼がやることに。

そうそう、働かざるもの喰うべからず。

撮影は夕方まで続いた。

拙者の味方は例によって気合だけ。

この寒さとの戦いは、今のところは勝ち。

撮影も終わり、なかなか片づけが

はかどらないのを見るにつけ、

やっと拙者は本音を言った。

オレ今、スッゲー寒いんですけど。。

ってことで寒さと飢えで消耗しきった拙者は

あのカワイイ衣裳さんに付き添われて、

喫茶店の方へ行ったが、

口もろくに利けず、足取りもおぼつかない。

みっともないところを見せちまった。

さらには喫茶店にはもう入れず

温かい飲み物にめぐり合えることもなく、

とりあえず車の中へ非難することに。

車に入って暖房フルパワーを浴びても浴びても

もはや、歯の根がまったく合わない。

車の外へ出ようとドアロックを引き上げようとしたが、

手が言うことを利いてくれない。

そりゃそうだ。ふつうなら人間の体は、

自動的に毛穴を閉じて体温が逃げないようにする。

それを開放したらどうなることか。。。

役者も出番が終わると、もはや普通の人間です。