先日、野球日本代表(侍ジャパン)トップチームの監督に稲葉篤紀さんが就任しました。
稲葉監督は下記の通り代表チームに経歴も豊富で、現役時代からファンからの人気も高い方です。
そう言えば、昨日 高校野球を見ていたら、稲葉監督の現役時代の応援歌を使っている高校がありましたね!
◇稲葉監督 代表チーム経歴
2007年 アジア選手権(オリンピックアジア予選) 代表選出
2008年 北京オリンピック 代表選出
2009年 WBC代表選出
2013年 WBC代表選出
同年秋~ 代表チーム 打撃コーチ就任
(主な大会:2014年WBC、2015年プレミア12、2017年WBC)
プロ選手主導の代表チームが本格化したのが2004年アテネオリンピックとすると、同オリンピックと2006年WBC以外の全てのトップチーム活動に関わられた経歴をお持ちです。
恐らく、他にこれだけの経歴を持たれているのは、宮本慎二さん(出場経験:2004年アテネオリンピック、2006年WBC、2008年北京オリンピック、2009年WBC)ぐらいではないでしょうか。
前任の小久保監督も、オリンピック出場経験がありましたが、稲葉監督の経歴はズバ抜けているような気がします。
稲葉監督は、NPBでの監督経験がありませんが、小久保監督も監督経験がない中で、WBCベスト4入りを果たしたので、3年間で成果を出せれば良いのかと思っております。
稲葉監督が歩む道のりをまとめてみました。
2017年秋 アジアプロ野球CS
2018年春 親善試合??
2018年秋 日米野球(※MLB労使交渉に記載)
2019年春 MLB球団(※MLB労使交渉に開幕戦開催の記載)
2019年秋 プレミア12
2020年春 親善試合??
2020年夏 東京オリンピック
2020年秋 日米野球(※MLB労使交渉に記載)
2021年春 WBC
先日のMLB労使交渉の際の記事を基にすると、恐らくこんな感じになると思われます。
2018年春の親善試合は、前回(2015年) WBSC周りで好評だった欧州選抜もしくはキューバ代表との試合が可能性高そうですね。
また、以前には2019年ではなく2018年にマイアミ・マーリンズが日本で開幕戦を開催するプランがあると報じていたので、その可能性もあるかもしれません。
2020年はオリンピック予選やWBC予選が開催される筈なので、同予選に臨む代表チームとの試合とか面白いかもしれませんね。
ちなみに、東京オリンピックの出場枠予想ですが、開催国枠(日本)、アジア・オセアニア1枠、ヨーロッパ1枠、アフリカ大陸1枠、アメリカ大陸1枠、プレミア12優勝枠の6枠ではないかと思っております。
出場枠自体が少ないので、もしかするとプレミア12をバレーでやっている世界予選みたいな形で開催するかもしれませんね。
あと、夏のオールスター休みで代表戦もやって、キューバを呼んでみてはどうでしょうか??
理想はオールスター1試合、代表戦2試合とかが良いですけどね!
全般的に、NPBの興行強化の面がある以上は仕方ないのですが、海外で試合をする機会がプレミア12ぐらいしかないのが難点かと思います。
これは、サッカー日本代表でも同じことが言えると思いますが。
なお、2021年WBCまで書きましたが、稲葉監督の契約期間は東京オリンピック迄となっているようです。
個人的には、この点について違和感があります。
そもそも2013年に代表常設化されたのは、WBC3連覇が途絶えたことが大きな要因でした。
日本代表トップチームの目標は「WBC優勝」とされ、小久保監督もプレミア12で結果を残せなくても目標達成だけを考えてチーム作りをされていました。
「WBC」は世界トップリーグであるMLB所属選手が参加する唯一の国際大会であり、WBSCが認める野球世界一決定戦です。
決まったことは仕方ありませんが、「世界一決定戦での優勝」を目指していたチームが、なぜ目標をMLB所属選手が参加しない「アマチュア大会 優勝」に格下げしてしまうのか理解できません。
もともとオリンピックはアマチュア大会で、JOC窓口がアマチュア側にある以上、東京オリンピックに全力で臨むということには異論ありませんが、オリンピックからWBCまでの半年で準備するのは、2008年オリンピック~2009年WBCまでのバタバタ感の反省を生かせていないような気がしますね。
また、オリンピックでは監督+コーチ3名となっておりますが、WBCでは6名程度で臨むことが出来ます。この辺りの体制もどのように考えられているのでしょうか。
後半は感情的な部分もありネガティブなことばかり書きましたが、思いは一つで野球日本代表に勝って欲しいということです。
今秋からの稲葉監督の戦いを全力で応援したいと思います。
そういえば、台北でユニバーシアードが開幕しましたね。
野球日本代表は、初戦でロシア相手に快勝でした。
例年ならば、甲子園終了後にU18とU22それぞれの世界大会が開催されるので、U18vsU22の試合が2年連続で開催されていましたが、今年はユニバーシアードが早く始まったので同対戦は無理でしたね。
そんなユニバーシアードですが、本来ならば台北市内に台北ドームが建築され、そこで開会式が行われる予定でした。
ユニバーシアード後はプロ野球の会場としてゲームが行われる予定になっており、商業施設の併設した台湾初ドーム球場になる予定でした。
しかし、商業施設と併設することで、諸々と規制すべき事項が発覚し、商業施設かドーム球場どちらかだけの利用にしなければいけなくなり、工事が中断されたままユニバーシアード開幕を迎えてしまいました。
台北ドームが完成していれば、台北市内にドーム球場が完成し、台北市内オフィスの仕事終わりに地下鉄で行ける球場となり、台湾球界にとっては、ファン拡大なの大チャンスだったはずなんですけどね。
また、今春のWBC 1次ラウンドは韓国・高尺ドームで開催されましたが、理由は①韓国の強い希望、②MLBがアジア地域ではドーム球場での開催を希望していた、③韓国の運営権受託料の方が高かったことから決まったようです。
個人的には、台湾の気候なら屋外球場でも問題ないと思っていますが、台北ドームが完成していれば台湾開催が叶ったかもしれないと思っています。
完成した時の台北ドームと高尺ドームでは、スペックが違いますからね。
しかも台湾は、WBSC主催大会を数多く開催しており、2015年プレミア12でも赤字必死の予選リーグ(しかみ日本戦は1試合日本開催...)を開催するなど、野球の国際大会への寄与度が非常に高いです。
そういった国にこそ、WBCのような最高峰の大会を開催してもらうべきだと思います。
(韓国は会場キャパも小さく大赤字だったみたいですしね。)
とっても残念なことに台湾チームは、1次ラウンド敗退となってしまった為、次回WBCは予選からの参加となります。
2013年と同じく、恐らく台湾で予選が開催されると思います。
私個人としては、WBC本大会はもとよりWBC予選も非常に楽しみにしているので、もし台湾で予選開催されたら、絶対に観に行こうと思っています。
その頃には台北ドームが完成していれば良いですね!
ちなみに 、台北ドームの建築は甲子園球場を建築し先般のリニューアル工事も請け負った大林組が受注しているようです。
日本のスーパーゼネコンが受注しておきながら、当局に規制が後から発覚、、なんてことがあるんですね。
お盆休みも終わり、プロ野球も終盤を迎えてきます。
私の贔屓チームは、3位にも5位にもならない4位確定となっており刺激はありませんが、カープの2年連続優勝に向けて応援したいと思います。
ではでは。