「ウチの嫁は浮気しても、男だから仕方ない。と気にしないよ?」という男性に知って欲しい事。 | 不倫、その他成敗録

不倫、その他成敗録

今までジャニ系でしたが、色んな事を書いていきます。主に不倫相談例(もちろん仮名にする等、相談者のプライバシーに配慮した上で。)

よろしくお願い致します。


「ウチの嫁は浮気しても、そんなの男の甲斐性でしょう?男なら、仕方ないって言ってくれるわ。」


「ウチの奥さんも、サバサバした男みたいな性格だから!同じく男だったら仕方ないで終わりだろ。更に言うなら、どうせするならもっといい女とやれよ?って、笑い飛ばすわ!」


今まで何度聞いてきたか解らないたわごと。



数年前の話。


シタ夫「ミツさん。俺、アキ子なら!男なんだから仕方ないと、軽く笑い飛ばすと思ってたんです。」


「なのに!」


女『彼は男みたいなアンタより、何もかもが女らしいアタシこそ好きなんだよ!』


『男同士で結婚してるような夫婦なんか、気持ち悪い!サッサと離婚しやがれ!』


奥さんのアキ子さんは、メスからの離婚を催促する嫌がらせ電話で夫の不倫を知り。


何も知らず帰宅した自分に説明を求めてきたと。


シタ夫「サバサバしたお前なら、浮気は男の甲斐性だと、男だったら仕方ないと笑って許してくれると思って、ついズルズルと続けてしまった!まさか、アイツがウチに電話かけてお前に嫌がらせなんかするなんて!本当に!申し訳ない!」


土下座しながら全てを告白した時。

シタ夫は妻から、


「男なんだから仕方ない。でもさ、バカ女がトチ狂って文句言ってきやがって!アンタも不倫するなら、もっとマシな女選べよ!」


と、軽く注意されるだけで終わると思っていたと。

最悪の場合でも!一発叩かれて終わりだと。


しかし、


夫の自白を聞くや。


狂ったように泣きわめき、取り乱し尽くしたという奥さん。


どんなになだめても、押さえようとしても!

更に更に暴れるばかりで、ついには部屋へ引きこもり。


シタ夫「お前らしくないぞ?どうしたんだよ?」


奥さん「何も、何も知らないくせに!」


「私が今までどれだけ…!」


「出てけ、今すぐ出てけ!でないと、部屋に油まくぞ!」


本気でやりかねない妻の剣幕に、幼い娘を連れて家を出。

娘を義両親に預け、自分はホテルに落ち着いたと。


それが、次の日!

うろたえ切った義母から電話が!


義母「あ、アキ子が、アキ子が!家で自殺したの!」


仰天して、急いで駆けつけると。

湯をはったバスタブに切った手首を沈めて倒れている妻の姿が。


リビングには夫に宛てた遺書が置かれており。


・昔からなぜかサバサバした男みたいな性格だと誤解されがちだったが本当の自分は、性格は全く逆であった事。


・男みたいな性格を、周囲の期待通りの女を演じていれば周りから好かれたから、ずっとずっとこじらせ続けていた事。


・あなた(シタ夫)も、サバサバした男みたいな自分を気に入って好きになってくれたから、余計にやめたくてもやめられなかった。


更に、結婚が決まった時、プロポーズされた時!

一生本来の自分とは全く逆な人物を演じ続ける覚悟をした事。


これらを書き殴ったような字で綴ったあと、同じく乱暴な、血のにじんだ筆跡で!


「あなたに愛されたくて!必死に、それこそどんなに無理な状況でも一生懸命サバサバした女、男みたいな強い嫁を演じてきたのに!それを理由に安心して不倫するだなんて、延長して長々してただなんて!更に、全く逆の女らしいタイプと不倫してたなんて、あんまりよ!」


「絶対に!許さない!咲子(娘さん)は、私の両親に渡して娘の前から永遠に消えろ!更にひどい死に方したくなかったら、厚かましく父親を続けようとするな!」


「相手もお前も!人間が精一杯考えられる中で一番みじめな死に方させてやるから、楽しみにしとけ!」


読んですぐ、恐怖のあまり腹を刺し貫かれたような錯覚に陥ったと。


義母「この、人殺し!アンタが殺したようなものよ!」


義母に殴られ蹴られ、イスで思い切り殴打されながらも警察と救急車を呼び。


事情が知れるや、ほぼ全員からゴミを見るような目で見られたという。


親兄弟からは心底情けない、見損なったと泣かれ、2度と家の敷居をまたぐなと怒鳴られ!


義母「あなたの、何の罪もないお母さんを殺した男よ!」


娘の前で呪われ。


不倫相手「あ、アタシ、知〜らない!録音でもしてたの?してないよね?普通に、不倫してごめんなさいって電話しただけよ?」


不倫相手からは、離婚を迫った証拠がないのを盾に逃げられ。


わらをもすがる思いで知り合いだった私に、私が不倫被害者の相談に長年乗ってきた事を知らずすがってきたシタ夫。


私「全て自業自得。責任を持って殺されよやぃ!」


シタ夫「そんな!助けて下さい!ミツさんは、色んな人助けしてきたんでしょ?中身知らないけど!」


私「人助けであって、ゲス助けではない。勘違いすんな!私が助けてきたんは、不倫された被害者や!クソ過ぎる加害者やない。」


シタ夫「あ、明日、明日話だけでももう一度!聞いて下さい!お願いします!」


あまりにも熱心に頼むので、


私「武士の情けや。話だけなら聞いたる。」


とたん!

部屋の中に漂った、何とも言えない冷気。


そばでスヤスヤ寝ていた、当時まだ赤ちゃんだった息子が凍えるのではないかと心配したほど。


…なぜこうなったか?

理由については長年の経験から、見当はついていた。


ゆえに!


私「やっぱりやめる!腐れ加害者助けたる義理はない。人殺しの罪、責任を持ってわがで償え!」


怒鳴って電話を切るや部屋の温度、というより体感温度が正常に戻り。


「ありがとう。」


瞬間!確かに耳元で聞こえた、か細い女性の声!


その後。

人づてに、シタ夫が火事で焼死したと聞かされた。


火元は台所。

シタ夫は消火後トイレがあった場所から性別不明状態で発見されたと。


『臭いニオイと汚い水にまみれて死んだのか?』


『迫ってくる火に半狂乱になって、水のある便器に頭を突っ込んで死んだのかも?』


不倫して妻を自殺に追いやった腐れ夫という悪評はもはや千里を走った後であり、更に死んだ場所が場所だけに!


散々笑われ尽くしたシタ夫。


状況等から、焼死体はシタ夫以外考えられないと結論づけられた。


トイレは玄関のすぐ近くにあり、逃げようと思えばいくらでも逃げられたハズなのに。


周りは不思議がっていたが。

私は全く逆。


アキ子さんがやったのだと確信していた。


彼女のような事例を、今までに見てきたから。


不倫相手は不明だが、もはや生きてはいまい。

過去の事例が証明している。


本当はサバサバ男らしい!とは、全く逆の性格なのに!


夫に愛されたくて!


子供をしっかり守り育てたくて!


周りから求められて!


やむを得ず、強い女を無理して演じている女性は、何も不倫被害者に限らず世の中にたくさんいる。


しかし、こと不倫の現場においては!


夫に愛されたくて、夫から望まれて懸命に!

強い女、サバサバした男みたいな性格の嫁を演じていたのに!


裏切られた。


更に、演じていた性格を理由に、バレてもそんなに責められないと安心して不倫されてた。


この怒りと絶望は、凄まじいモノがあり。


今までに未遂を含め自殺者と、彼女らの恨みにより無惨過ぎる末路をたどり、最悪ひどい死に方をしたシタ夫を多数見てきた。


妻がサバサバした、男みたいな性格だからといって、裏切っていい理由にはならない。


不倫など、していいハズはない。


男みたいな、サバサバした性格。

そこを好きになり、一生かけて守る誓いをたてて結婚した以上、当たり前の事なのだ。


妻に対するリスペクト、尊重があれば、性格を理由に不倫するなど、有り得ない。


それが出来る夫の浅はかさ、クズさよ。


子育てに追われ、ろくに化粧をする時間すらない毎日をジャージ姿で過ごしている妻に、


「女捨ててるな?」


と笑う男はよくいるが、私はこんなセリフを聞けば即座に反論する事を心がけている。


先日も、


男性「ミツさん、ウチの嫁、ずっとジャージで、化粧もせずに毎日過ごしてるんです。完全に!女捨ててますよね?」


と、言ってきたバカタレがおり。


いつも通り。


私「アホンダラ!奥さんは、化粧したくても!オシャレしたくても!赤ちゃんの世話に追われて全く出来へん状態なんや!」


「女完全に捨ててるて笑う前に、文句言う前に!そうならせてしまうぐらい、夫として父親としてのサポート、協力が足らんわがの事を反省して、批判せえや!」


「飲み会ゴルフ行ってる場合か!奥さんが完全に女捨ててるなら、わがは何やねん!疲れ切ってる奥さん、大変な時期の赤ちゃん助けんと遊び呆けて!」


「ワレは夫としての、父親としての義務と責任を!完全に捨てとるやないか!ワレこそ最悪や!」


「奥さんは、マトモな人誰が聞いても仕方ないと言うてもらえる。せやけどワレは!何と情けない、恥ずかしい父親や、旦那やて、見損なわれるわい!」


「そこわきまえてから軽口叩け!アホンダラ!」


徹底的に怒鳴り散らすのは、いつもの事。


なぜなら。


ウソつきは泥棒の始まり。

蟻の一穴で全てが壊れるごとく、


初めは小さな事が、オオゴトになりかねない。


妻に対するリスペクトや尊重、感謝のなさがまだまだ小さい内に、ナメ腐る性根を叩けば!


後の大火事が、不倫が防げるかも知れないから。



奥さんの性格を理由に不倫しても大丈夫だと思っている方へ。


いかに全く演じてない、完全にサバサバした男みたいな女性であっても!


裏切っていい理由も法律もない。


サバサバしてようと、信じてきた夫に裏切られて喜ぶ女性はいない。


完璧にアッサリしてようと、全く逆に!ウジウジ思い悩む性格であろうと!


被害者にとって、不倫は心の殺人。


これに、本当の意味での例外は存在しないのです。


今一度!

奥さんに感謝すべき事を頭で並べ、尊重とリスペクトの気持ちを思い出して下さい。



















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