ある人から聞いた話。
職場で、よくある上司と部下の不倫カップルがいたと。
上司の方は、
自分の手柄は自分のモノ、
部下の手柄も、自分のモノ!
産休や保育園での発熱等、子供の為に休みや早退を求める女性社員を、誰もいない時を見計らい給料泥棒、辞めちまえ!と散々罵り泣かせ、
資料確認とボードに書いては、不倫相手のメスと倉庫でやりたい放題!
残業も、時に貯まった自分の仕事すら部下に押し付け、定時上がりでメスとラブホへ。
毎日残業させている社員に対しては、みじんも感謝なく、上役に、
果てしなく仕事が出来ない奴だから!
毎日ああなんですよ!
とコキおろし、バカ部下のせいで苦労しているかわいそうな上司を演じるしまつ。
また、あるあるな話ですが、この上司、周りには不倫がバレていないと思いこんでいたようで。
しかし、メスの方は隠すどころかむしろ、
私は東出部長のお気に入りなのよ!
と、威張り散らし、みんなをアゴで使いまくり。
ある人いわく、全てにおいてバレないほうがオカシイ状況だったと。
さて、前述のかわいそうな残業身代わり社員沢田君。
彼はいい大学を出て、気弱ながら人望があるところを不倫部長にねたまれ、押し付けのターゲットにされ。
それでもめげずに!
毎日励んでいたと。
部長がなぜ強権的にふんぞり返れたかと言うと、社長の一族である妻のおかげ。
大して職能も学歴もないくせに、嫁の力で威張り散らして恥じないクソの典型。
「かわいそうに…。頑張りなさいよ?」
いいように使われ続ける彼にとって、慰めてくれる2人の味方。
掃除のおばちゃんと、菜々緒似の美人お局社員、中田さんが癒やしだったという。
そんなある日。
東出部長「また妊娠?いい加減にしろよ!?」
「大して仕事も出来ないくせに股ばっかり使いやがって!どうせ無能なガキしか産まれないんだから、ギリギリまで働け!厚かましく産休取んじゃねえよ!」
「そんなに亭主に股開くのが好きなら!会社辞めちまえ!」
産休を申し出た女性社員を、滅多に使われない資料室へ連れていき。
いつものように誰もいないと思って罵倒しまくっていたという部長。
沢田君「部長、あんまりです!」
話し声を聞いていた沢田君と中田さん、掃除のおばちゃんが続々入ってきて。
東出部長「あ?上役にチクるか?上等だよ!」
「お前みたいな無能の若造と、行き遅れのお局ババア、しがない掃除のバアさんの言う事と、輝かしい社長一族の言う事!皆さんどちらを信じるかね?」
「俺は、当たり前の事を言ったまでだ!仕事よりセ○クスが好きなら会社辞めちまえってんだ!」
中田さん「…その言葉!そっくりそのままアンタに返すわ!」
東出部長「何だと!?」
中田さん「アンタ、斎藤と不倫してるだろ?しょっちゅう倉庫でヤッてんの、解ってんだよ!」
「更に、定時に上がってはラブホ通いしてる事もね?」
東出部長「な、なな!証拠はあんのかよ!」
掃除のおばちゃん「倉庫に掃除に行くたびに、わずかとはいえ独特の臭いが鼻につくわ、床にナニがこぼれてるわ!この前なんか、斎藤って娘のあえぎ声まで聞いちゃったよ。隠れて様子見てたら東出さん、アンタと連れ立って倉庫から出てきた。」
東出部長「何かの間違いだろ!ババア!テメェもうろくしてるから、幻覚見たんだ!」
「証拠もないのに!無礼だぞ!」
激しく動揺しまくりながらも!
無駄に高いプライドゆえに、虚勢をはっていたという東出。
中田さん「証拠はあるよ?おばちゃんに相談されて、こっそり倉庫に隠しカメラ仕掛けたの。」
「たっぷりヤッてるとこ、撮れちゃった♪」
とたん!
顔面蒼白になったクズ部長。
東出部長「か、勝手に社内盗撮するのは、は、犯罪だぞ!お、お前だってタダでは…。」
中田さん「なら、不倫は素晴らしい事なの?」
「それも、勤務時間中にヤリまくるのが!きちんと事情話せば、おじさんも解ってくれるわ!」
東出部長「おじさん?」
中田さん「私、社長の娘さんの親友なの。知らなかったでしょう?」
「ちなみに、沢田君は常務の娘さんと大学同期で恋人同士!おばちゃんは、社長の幼なじみ。その縁で、清掃員として雇ってもらえてる。」
「テメェに見下される筋合いなんざ、これっぽっちもないんだよ!」
東出部長「そ、そんな…!」
中田さん「アンタは人望最悪で、楽する事と不倫相手とヤリまくる事しか頭になかったから!知らなかったのも無理ないね?嫌われ尽くしてるから、みんなも必要最低限しかアンタと関わらないし。」
「人をひたすら上辺だけで判断してナメてきた報いだ!ちなみにアンタの嫁さんとも、親友通じて少しばかり付き合いがあるから!録画した不倫映像、直接プレゼントしてやるよ!」
「夏美ちゃん(先程まで罵られていた女性社員)が連れてかれたから、まさかと思って来てみたら!案の定だったね!」
「ヤルのが好きなら会社辞めろ?その言葉!そっくりそのままテメェに返してやるよ!」
東出部長「あ、あああああああ!」
「な、中田様、も、申し訳ございませんでした!」
「ど、どうか、どうかお助けを!」
普段、しみったれた行き遅れだと散々こき下ろしていた面影など、みじんもなく。
中田さんの足元に見苦しくはいつくばり、土下座しては足にすがりだしたというクソ部長。
中田さん「汚え手で触んな!クズが!」
「徹底的に潰して!会社だけでなく人間も、やめさせてやろうか?」
瞬間!
絶望顔で嗚咽を漏らしだしたクズ。
その後。
クソは身ぐるみ剥がされる形で離婚させられ。
その際、ヒラの窓際に転落した立場で会社で働き続ける事を約束させられ。
現在最低限の給料で、早朝から夜遅くまで!
散々コキ使い、罵倒しまくってきたかつての部下達にひたすら笑われ、奴隷扱いされ尽くしながら生き地獄をさまよっていると。
また、相手のメスも。
とたんに落ちぶれて、耐えきれなくなり退職を申し出るも。
今まで散々いい気になって威張り散らしていた為、怒れる同僚によって!
飲み会の席で、倉庫の不倫現場の鑑賞会をされ、散々つるし上げられ!
凄まじいまでの恥をかき尽くしてから退職していったと。
ちなみに、この話をしてくれたある人とは、沢田さん。
彼は常務の娘さんと結婚し、今は自らが常務取締役。
バカ部長に押さえつけられていただけで、有名大学を出るなど基本有能だった彼はすぐ新しい上司に認められ、スピード出世を果たしたと。
その新しい上司というのが、中田さん。
彼女も男尊女卑な部長に押さえつけられていた優秀な人材の1人。
沢田さん「本当に、中田部長にはお世話になりました!罵倒されてボロボロになった夏美さんにも、産休は当然の権利なんだから!胸張って休んで、元気な赤ちゃん産みな!って、励まして!いい姉御でした。」
「それにしても!本当、不倫する奴ってバカですね?あれから何人か社内不倫した奴ら見てきましたけど、みんな、バレてないって思い込んでる奴ばかり!」
「恋は盲目って言いますけど、ゲス不倫だから盲目どころか、目が腐ってるんでしょうね!」
社内不倫は、ほぼほぼバレまくってるのに、本人達はお花畑ゆえか、巧妙に隠せていると思い込みがち。
そして、出歯亀的な好奇心を持つ輩、
スキャンダルや他人の弱み、不幸が大好きな皆さん、
もしくは、正義感のある人々によって、
ある者はユスられ、
ある者は凄まじいまでにウワサを流され、
また、ある者は不倫を暴露され、とことんつるし上げられる。
最近も、通帳からあまりにも多額の金が減っているのを夫に問い詰めた奥さんが、
夫が不倫をネタに奥さんや周りにバラすと脅され、金を絞り尽くされたと知り、相談に来られました。
ユスられるか、ウワサの的になるか、破滅する。
そんな当たり前の未来を知らぬのは、ひたすらマヌケで薄汚い当人達ばかりなり。
めでたしめでたし。