イジメ加害者を潰した話(19)〜制裁会議と独演会〜 | 不倫、その他成敗録

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今までジャニ系でしたが、色んな事を書いていきます。主に不倫相談例(もちろん仮名にする等、相談者のプライバシーに配慮した上で。)

よろしくお願い致します。


優一君の自宅を一目見て、
砦か!?
と思った。
純和風の、ナカナカの豪邸!

家政婦さんに高そうな紅茶を入れてもらい、一息。

マリコちゃん・ナツミちゃん親子、私、マリコちゃんの叔父さん。

みんなが呼ばれた理由。

優一君母「今回の件について、クソガ…いえ、イジメ加害者達をどうするか、キッチリ話し合いをと思いまして。いつまで経ってもミツさんからそれに対する音沙汰がないものですから、つい、シビレをきらして!お集まり頂いたんです。」

「ミツさんのお知り合いの市議会議員さん、マスコミ関係者と合わせて、ウチの顧問弁護士、主人の友人の警察幹部とマスコミ関係者でチームを組んで締め上げれば!必ずや息の根…。」

言いかけて、近くにいた家政婦さんに咳払いされ我に返り。

「必ずや!完全解決するハズですわ!」

優一君のお母さんには話し合いの後。
レストランで、私が指示するまで警察に被害届を出す等の行動は控えて欲しいとお願いしていた。

ただ、緊急保護者会の開催を強く主張されたので、それだけ了承。

以来、流れがどうなるか見極めようとするあまり、何もアクションを起こそうとしない私にとうとうじれたのだろう。

私「当初は警察に被害届出して、裁判、記者会見もありかなと思ってましたが、流れが変わってきました。」

優一君母「どういう事です?」

私「逆転現象が起きる可能性が高くなったんです。」

マリコちゃん「逆転現象って?」

私「世間が、サヤコ達に同情してしまう恐れがあるいう事や!」

目を丸くする母親達。

「腹の中は、性根は相変わらずドス黒う腐っててなんの罪悪感もなくても、ソイツが頭丸めただけで人はすごく反省してるとみなしがちになるものです。」

「坊主頭にした奴が大人やったらまだ、きちんと見抜いてただの芝居やてら、ポーズだけやてら言う人もいるけども、頭丸めたのが子供で、しかも女の子となったらコロッと騙される!しかも1人だけでなく3人揃うてなら尚更!反省してる、もう罰は充分だという印象、アピールが強なる!」

「イジメを世間に公表すれば、マスコミや噂話の餌食にすれば、まずこの点でみなが誤解・錯覚しかねん!サヤコらに同情が集まりかねん!」

「そっから今現在のサヤコ達の状況すなわち、毎日毎日イジメしてた事を理由に親らから制裁的に暴力振るわれてる、親が蒸発して親戚の家で奴隷扱いされてる事が明るみに出れば!サヤコ達こそかわいそうだと見なされ、中にはもう充分罰は受けてると言い出す人らも出てくる。」

「その上で、学校での仕返しが明るみに出ればどうなるか?反省して充分罰を受けてるかわいそうな子達を更に痛ぶってる鬼ガキ共だと、学年の子らがクソサヤコ達よりひどい奴らやと見なされ、批判が広まりかねへん!」

「それに伴ってマリコちゃん親子にも、長々と取材班が誤解と錯覚に基づいたサヤコ達への同情抱えて張り付き続ける恐れもある。タダでさえお母さんが病院通いしてて不安定やのに!」

「そうなったら最悪で、学年の子らは報復をやめざるを得なくなるだけでなく、みなから悪者扱いされてまう!ただ、今までの仕返ししてるだけやのに!」

マリコちゃんから聞いた、
幼稚園時代、サヤコにおじいちゃんの形見をトイレに流された子の話。

優一君から聞いた、
美少女過ぎるマリコちゃんを本気で好きになったのに…。
毎日サヤコからマリコちゃんを殴るよう命令された少年の嘆き。

その他諸々の、クソガキ達による酷たらしい悲劇の数々。

被害者は、マリコちゃんだけではないのだ!

その辛さ悲しみは、察するに余りある。
存分に仕返ししまくって当然なのに!

「ならばと被害届出そうと、裁判沙汰にしようと!無いモンから金は取れませんし、マトモやない家庭のモンからは、ロクな謝罪や償いは望めません。」

「唯一サヤコの親はきちんと対応するでしょうが、恵は親が離婚するやろから、母親への慰謝料養育費支払いは幸治さんが許さんやろから母子家庭のひどい貧乏暮らしになり、ただ生きてくだけで精一杯になるハズ。ケイコは親が蒸発して、今厄介になってる親戚一家から憎まれてるから、ほっとかれて助けてもらえんやろ。」

「結果、金もマトモな対応、謝罪もちゃらんぽらんで終わり、凄まじい時間と労力の無駄になりかねへん。マスコミに追いかけ回され、世間が注目する中で警察や裁判沙汰にして長々闘うには、世間の間違った錯覚的同情の広まりやマリコちゃんのお母さんの体調も考えたらリスクの方がはるかに高過ぎる!」

優一君母「じゃあ、どうなさるおつもり?」

私「このままが1番いいかと。」

「3人は遠くに引っ越しせんし、また、出来んでしょう。サヤコの親は、罪と向き合わす為にせんやろし、離婚してド貧乏になる恵の母親に、そんな余裕はない。ケイコは論外。親戚一家にする理由はない。」

「自然、中学も今の学年の子らと一緒になる。つまり、派手にイジメの件を公表せんかったら、あと4年間は、サヤコらの生き地獄が続くという事です。」

「何も、警察や裁判・マスコミ沙汰にするのをやめる事を、わざわざサヤコらに教えたる事はないさかい、そこはずっとマリコちゃんが時々サヤコらに、『お前らが油断した時を見計らって、派手にさらし者にしてやるよ!映像も音声も、証拠は年を取らない、新鮮なままだし、時効も長い!イジメのニュースはいつでも世間が飛びつく話題!飛び降り強要までされたとなれば尚更!だから、急ぐ事ないからね?』とでも言い続けて永遠に、存分に!ビビらしといたればエエ!」

優一君「逆転。実は僕も、同じ事を考えていたんです。小学生の女の子が坊主にしたとなれば、インパクトは強烈ですから。それも、3人も!」

優一君母「…手ぬるいですわ!納得がいきません!」

マリコちゃん「誤解と錯覚まみれの逆転を許して中途半端以下で終わるより、今の状態を維持して長々とタップリ苦しめる方がいい!手ぬるくなんかないです!」

私「学年の子全員、のべ100人から恨まれて大なり小なり報復されまくる毎日!まさに生き地獄や。更に中学になったら別の小学校の子らも加わる。サヤコらのえげつない前科知ったら、誰がクソの味方するか!友達になってくれるか!逆や!」

「この素敵な未来を、みすみす消してまうのは惜しい!」

「正直、坊主頭になったのも、恵とケイコの家庭崩壊も想定外でした。なかったら派手に警察や裁判沙汰にしてたでしょう。」

優一君母「…校長の横槍が恨めしいですわ!」

私「今までイジメ自殺報道のたびに、学校のえげつない隠蔽体質が問題視されてますけど、あの校長は真逆や!きちんと向き合って対応してはる!逃げ腰のクズ校長しかおらん中で、貴重過ぎる絶滅危惧種ですわ!」

「校長先生を責めるのは、違うと思います。あの人は、きちんとした教育者や!隠蔽校長の多い中、辞めさしたらアカン人です!」

あれから。
全校生徒にイジメのアンケート調査をし、教師達がイジメ隠蔽工作やアンケート妨害をしないよう、様々な工夫をこらして対応しているという校長。

校長『イジメが起きるのは問題ですが、1番の問題は、イジメがあった時に、周りがそれから目をそむける事、その事実を隠そうとする事です。』

優一君によると。
低学年の女の子が、校長室から校長と共に泣いて出てきて、校長から、

『もう、大丈夫だよ。怖かったね、今までよく頑張ったね!』

と言われ、笑顔を返した場面を目撃したという。

イジメの相談をしていたのか?

私「派手に騒ぎにすれば、校長は辞職に追い込まれるかも。貴重な、立派な教育者を潰してしまいかねません。」

優一君母「これ以上の制裁は無理なんですか?」

私「なに、私の知り合いの記者に頼んでサヤコらを取材してもらいます。イジメ被害者の叔母さんからの紹介やいうテイで。」

「派手に記事にするから言うてそれぞれの家に行ってもらったら!サヤコは一層家族からシメられるやろうし、恵も絶望を深めるやろ。ケイコに至っては、親戚一家から更に更に嫌われる!」

「世間では、エグい事件が話題を独占してるから、記事にするのはまだまだ先になりますけどて言うたら、どんな書かれ方されるんやろて、生殺し状態が延々と続く!」

「これっぽっちで不足なら、顧問弁護士センセ動かして、各家庭に裁判沙汰にする考えやて通告もしたったら?そんで後から、今すぐやなくて、もう少し後でしますて言うたらよろしいがな。」

優一君「微塵の容赦もないですね?」

私「私は一切、自分の言葉は曲げてへんで?大人以上の、えげつない事さらした以上!子供扱いはせん!徹底的にするて言うたハズや!」

「何の罪もないマリコちゃんに飛び降り強要して殺そうとした以上!わがらも殺される覚悟してて当たり前じゃ!」

「アイツらが今の現状に対して、辛い苦しいなんぞ被害者ヅラして言う資格あるか!あれだけの事したのに、殺されなくて済んでる!しゃべれるし命ある事を泣いて喜べ!いう話や!」

叔父さん「ミツさんがサヤコ達に飛び降り強要した時は、心臓止まるかと思いましたよ!今でも夢に見ます!トラウマです!」

私「何を言うてはんねん?アナタはマリコちゃんの実の叔父さんやろ?」

「ならば!血を分けたかわいい姪を散々痛ぶり尽くしてきた、殺そうとまでしたクズ懲らしめる、飛び降り強要する手伝いすべきやったん違いますか?クズ共の性根叩きのめせる、仇討てるて、ワクワクするあまり、心臓がダンスして当たり前じゃ!」

叔父さん「無理です。アナタは強すぎる!」

マリコちゃん「ミツさんがヤ○ザだった恵のおじいさん相手に、仲良し組か、下から2番目か?て言われた時、私も気を失いかけました。」

私「あの時は道理筋道、どちらが悪いか関係ないて言われたと思うて、ブチ切れたから。幸治さんが話の解るいい人でよかった!」

優一君「ケイコ一家に、一体何をされたんでしょうか?」

私「さあ?」

高田さんなら、解るかな?

優一君母「では、早速弁護士と相談させて頂きます!ミツさん、記者の方の件、よろしくお願いしますね?」

私「緊急保護者会、スゴかったようですね?」

マリコちゃんの叔父さんから、
心臓がもたないのでミツさんはご遠慮下さいと泣いて頼まれ、参加しなかったが。

アノ話し合いから数日後。
3人の親の土下座から始まった会議。
参加したマリコちゃんのお母さんと叔父さんいわく、
ほぼほぼ優一君のお母さんの独演会状態だったと。

最強マシンガントーク!

私がいたら、

「お母さん、短めに!」

「お母さん、そこは20字以内で!」

と、押さえただろう。

マリコちゃん母「私や弟が言えない、足りない分を全て言って頂いて、感謝してます。」

優一君母「そんな事ありません!まだまだ足りなさ過ぎました!」

…そんな事ない!

席上、事前に子供から全てを聞いていた保護者達は最初こそ大いに憤慨したが。

すぐに冷静になり。

臨時担任が一層気を引き締めて指導監督に当たる旨の確認と、
3人に対する親の教育強化要請。
反省なき場合の対応等を話し合い。

その帰り際、半数以上の保護者らが加害者3人の親達に、

「娘さんに伝えて下さい。人にひどい事をすれば、自分もそうされるんだと。」

「おたくの子供がこれからどんなに辛い目にあおうと、全て自業自得!被害者ヅラはしないようにね?」

と、口々に吐き捨てたという。

親達のほとんどが学校での報復を知っていて、それを容認している証拠。

話し合いですぐに冷静になったのも、我が子らがやられっぱなしで終わらず、泣き寝入りせず日々仕返ししている事を思ったからかも知れない。

すでに旦那が蒸発した後だったのか、
保護者会の間中、この世の終わりのような顔をしてボーッとしていたというケイコの母親。
この数日後、自分も蒸発するとは…。

もはや獲得金0円離婚が決まっていたのか、
損害賠償、慰謝料請求を連発する優一君のお母さんにひたすらビビりまくっていたらしい恵の母親。

2人の情けなさとは正反対!
終始一貫して全員に深く謝罪し続けたというサヤコの母親。

「カンニング・ペーパー!もう一度、言います!カンニング・ペーパーですよ?学年トップの、全国学力診断テスト上位当たり前のウチの優ちゃ…息子が!有り得ないモノを書かされたんです!名誉棄損と侮辱罪も足してもらいたいですわ!」

「大阪湾に沈めるとまで脅されて!どんなに怖かったか!殺人未遂!最高裁まで闘って!死刑にして頂きたいわ!いえ、いたいけな子供が被害にあったんですから、地裁で主文後回し!私はどこまでもやりますからね!」

「のび太君のび太君のび太君のび太君!いいえ!うちにドラえもんはいません!どら焼きもないわ!あるのは参考書に辞典、六法全書!息子は出来杉君です!」

席上、ひたすら独演会を繰り広げたという優一君の母親。

そして、今目の前でも。

優一君母「記者の方に!マリコちゃんやナツミちゃんの被害は言うに及ばず、私の優一の有り得ない被害も!しっかり伝えて下さいね!」

「カンニング・ペーパー!カンニング・ペーパーですわよ?学年トップには永遠に縁のないハズの、有り得ない有り得ない紙切れをひたすら書かされて!ひどい侮辱!拷問だわ!」

「ぜひ、記事にしてもらいたいわ!大阪湾のくだりは、マリコちゃんへの飛び降り強要とセットで1面トップに載せて頂きたい!全国に知れ渡るがいい!」

「息子紹介の欄は、出来杉優一君でお願いしますよ!」

記者に頼む新たな制裁に関するコアな独演会は果てしなく続いた。