イジメ加害者を潰した話⑥〜凄惨なイジメと、あたたかい善意〜 | 不倫、その他成敗録

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今までジャニ系でしたが、色んな事を書いていきます。主に不倫相談例(もちろん仮名にする等、相談者のプライバシーに配慮した上で。)

よろしくお願い致します。


次の日の夕方。

叔父さん「ミツさん。今日の分です。」

マリコちゃんの叔父さんから届けられたイジメの証拠を確認する。

まずは、ボイレコ音声。

サヤコ『ゴーミ、ゴーミ、バーイーキン!お前なんかトイレで住んでろゃ!』

…鏡の前で、テメェの顔面見ながら言え!

サヤコ『私に少しでも刃向かってみろ!娘大事な親父と、シスコン兄貴が黙ってないぞ?』

『2人とも、人を痛ぶる天才だから!人傷つけるのなんて、何とも思ってないからな!』

…ホラ吹きが!

『月末、ちゃんと飛び降りて、アタシ達を楽しませろよ?バイキンちゃん!お前なんか、生きてたって何の価値もないんだから!まぁ、死にはしないだろうけど!』

…今すぐサヤコ達の家に殴り込みたい衝動にかられた。

続いて、ナツミちゃんのボイレコ音声。

恵『ギネス級のブサイクゴリラの分際でー!タカオ君の事好きなんだってねー?笑けるー!』

ケイコ『いいか!今度マリコの手助けしたら、校内放送でバラすからな?人間に恋したゴリラがいます!って!』

所々で聞こえる、ナツミちゃんの泣き声。

友達だろうか?
遠くから、ナツミちゃんを呼びながら複数の足音が近づいてきた。

と、恵達が、行こ!とつぶやいて直後、足音が。
しばらくして、恵達の声が聞こえなくなった。

逃げたのだろう。
しょせん、イジメ加害者などこんなもの。
気の小さい奴らだ。

友達『ダメでしょう?ナツミ!アタシ達と離れたら!』

『そうよ、そうよ!1人になったら狙われるんだから、気をつけないと!』

10人近くいそうな感じ。
ガヤガヤとナツミちゃんを気遣う言葉が飛び交う。

ナツミちゃんの分はこれだけ。
以降は友達がみんなでガードしてくれたのか?

のび太君は…。

サヤコ『次のテストのカンニングペーパー、算数と理科と社会!用意しろ!完璧なのをな!全部百点だったら、おふくろが東京連れてってくれるんだ!バイキンマリコをかばった罰だ!』

優一君『お断りします。父親とお兄さんに言いたいならどうぞ?試験とは、自分の学力のみで受けるべきもの。暴力で脅すなら、コチラは最高裁まで争います。』

…サヤコの父親と兄がメチャクチャな人間ではないとマリコちゃんから説明を受けたのだろう。
強気なのび太君。

サヤコ『いいんだな?親父と兄貴に言うぞ!?大阪湾に沈められたいか?』

焦っているような声。

優一君『僕が殺される事で、あなたの父親と兄が刑務所に行き、学年全体が平和になるなら本望です。何の罪もない小学生をむごたらしい手口で殺せば、そうですね、懲役20年は固いですね。そしたら、みんな心置きなくあなたに反撃出来ますね?』

言い返せず無言のサヤコ。

優一君『たかが小学生相手に、それもイチ試験の揉め事を理由に、大の大人がわざわざ大阪湾まで行くんですか?たかが知れてる事で、凄まじい手間と労力かけて!僕を殺して沈めると?』

『しかも、普通なら黙ってるべきところを、わざわざ殺人計画内容の予告までして頂けるとは!ヤル気あるんですか?』

小馬鹿にしたような口調。
ずっと無言のサヤコ。

バカのはしょせん、ウソまみれの脅し。
のび太君の勝ちだ!

『まあ、いいですよ。差し上げますよ。満点取れるペーパーを!そのかわり、もうマリコちゃんとナツミちゃんには手を出さないで下さい!』

サヤコ『…始めから、そう言やいいんだよ!マリコ達の事は、考えておいてやる!』

一応は偉そうだが。
動揺をふくんだ、焦っているような声。

しばらくしてから。

優一君『ミツさん。聞こえますか?今、自宅でしゃべってます!スミマセン、おとなしくやられ役に徹するべきところを、リリーちゃんの事を聞いて、つい。』

『以後、気をつけます。』

…かまへんで、のび太君!

優一君『カメラは、僕が完璧な位置にそれぞれ設置して、証拠映像撮れた後、速やかに回収しました。あ、ちなみに、カンニングペーパーは、もっともらしいデタラメばかり書くつもりです。』

『サヤコ達は今まで、自分達の周りの席の子達脅してテスト中、見えるよう答案ズラさせる等してカンニングし続けてきた、そうしないと点とれない遊ぶ事しか頭にない連中ですから、バレないでしょう!』

『テストは3日後ですし、採点して返されるのは来週以降。それまでに叩き潰しは終わってるでしょう?有り得ない程無様な答案が返ってきたら、サヤコ達の親に、僕を脅してカンニングペーパー作らせた証拠だと、この録音と共に説明したいです。』

やるなあ、のび太君!


次に、カメラ映像。

ウサギ小屋。

サヨコ『とっととキスしいや〜?』

ウサギの股ぐらをマリコちゃんに近づけて笑っているブサイク。

取り巻きの2人は、フンを集めてこれまたマリコちゃんに近づけ…。

恵『今日のお前のオヤツだよ!』

小屋中を逃げ惑うマリコちゃんに、チリトリで集めたフンをぶつけて笑いまくるゴミ共。

サヨコ『何かさ、フン遊びも飽きてきたなー!』

ケイコ『そうやな、もう10回以上してるもんな!』

10回以上?…ナイス証言!

サヨコ『オラ、サッサと立てよ!次はランプ遊びだ!』

ここで画面が切り替わり。

ビンや標本やらが並ぶ部屋。理科準備室だろう。

サヨコ『今日はどこを燃やして欲しい?』

恵『あ、髪の毛がいいー!久しぶりに見たい!』

マリコちゃんの長い髪をアルコールランプで燃やし出した3人。

真ん中あたりを燃やしだし、少しづつ、みるみる切れていく髪。

あぶっている最中、そこにわずかに火がついた瞬間!

用意していたのだろう。
足元のバケツの水を勢いよくマリコちゃんに頭からかけて笑い転げるブス共。

…同じ目に、あわしたるからな!

確認後。
ママから電話が。

ママ「もしもし?ミツさん?今大丈夫?」

私「大丈夫。ママ、何かあったん?」

ママ「リリーちゃんの写真届けたいんだけど、今から外出する?」

私「家にいるで。」

ママ「いくらアタシがリリーちゃんは元気にしてるって言っても、マリコちゃん、不安だと思うのよ。だから、元気で素敵な写真渡そうと思って!今撮り終えたトコで、どれがいいか選んでるの〜♪ちょうどソッチに行く用事あるから、預かって渡してくれる?」

人に対して、常に気遣う。
ママの人望が厚い理由の1つ。

私「何から何まで、ありがとう!ママ!今日はもう外出せえへんから、いつでもエエで!」

その後。

ハイテンションで訪ねて来たママ。
写真入りの封筒を渡すなり。

ママ「ミツさん、叩き潰しが終わった後、マリコちゃん達にサプライズプレゼントしたいんだけど、いいかしら?」

私「サプライズプレゼント?」

ママ「アタシの知り合いに、プロのメイクアップアーティストと、以前ティーンズ雑誌のスタイリストしてた人がいるんだけど、マリコちゃんとナツミちゃんを、更に素敵にしてあげれたらと思って!」

「2人共イジメられて。特にマリコちゃんは、汚いバイキン扱いされてきたワケでしょう?みじめな気持ち、どうせアタシなんか!って思いを、吹き飛ばしてあげたいのよ!」

私「ママ!」

ママ「女はね、キレイになる事が1番の喜びであり、幸せなの!」

私「ホンマに、何から何まで!恩に着るわ、ママ!」

ママ「キレイになる事と、1人でも多くの女性を幸せにする事が、アタシの喜びなの。子供も例外じゃない!」

産まれてから15年以上!
イヤイヤながらも男として生活して男心も解る上、半端ない苦労をしてきたママ。
現在、それを活かして客やその他周りの女性達の恋愛等の相談に乗り続けている。

私と知り合ったのも、お客さんからの相談がキッカケ。

ママ「キレイ祭り!楽しみにしてるわね!じゃ、彼氏が待ってるから!」

私の住んでる地域にある山は、夜景スポット。
デート前だったのか。

ママを見送った後、封筒を見る。

王室が使ってそうな、上品な素材と色。
高そうな、凝ったレース調のシールで封がされているので、中の写真を確認出来ない。

…多分、タカラジェンヌなキラキラドレス姿のリリーちゃんまみれだろう。

マリコちゃんに見せるべきか、否か!?

…恩人の気遣いを無駄に出来ない!

翌朝。

マリコちゃん宅へ、届けに行った。

私「マリコちゃん。この中の写真見て、怒らんといて欲しい。ママにはみじんも悪気はない!痛ぶられてきたリリーちゃんを素敵にしてあげようという一心のみや!そこは解っといて欲しい。」

マリコちゃん「…ハイ。」

私「モノは考えよう!シンデレラや!散々意地悪されてきた子が、何不自由ないお姫様になったんや!」

マリコちゃん「ママさんには、感謝してます!全てが終わったら、お母さんとお礼に行きたいと思ってます。」

私「マリコちゃん、髪の毛大丈夫か?」

マリコちゃん「痛むのは、慣れてます。」

持ってきたビンを差し出す。

私「椿油や。髪の毛に塗り!」

マリコちゃん「ありがとうございます。でも、もう何度もあぶられ過ぎてボロボロだから、効かないかも。」

私「やってみな、解るかいな!」

マリコちゃん「ナツミちゃん、今、編んでるみたいですよ?マフラー!」

私「よかった!」

マリコちゃん「あと、恵がサヤコに言ってた話聞いたんですが、その…恵のおじいちゃん、今、恵の家にいるみたいなんです。」

私「元ヤ○ザのか。」

マリコちゃん「ミツさん、本当に大丈夫なんですか?」

私「ちゃんと考えてる!マリコちゃん達には、危害加えささん!大丈夫や!」

怯えるマリコちゃんに、

自分にも、ヤ○ザだった知り合いがいる事。
万が一の時は、その人に頼む事。

自分1人が恨まれるようにするから心配しなくていい事を伝えて帰った。

オッチャンに頼むのはたやすい。
しかし、まずは自分が出来る限り叩く!

というより、腐り切ったゲスガキ共ゆえ、自分で存分に叩き潰さないと気が済まん!

ここまで考えて、ある人物を思い出した。
今回の件で協力要請し、会うつもりでいた有力者。

あの日。
晴兄イが、電話を頼む気だろうと言っていたセンセイ。

記者と同じく、学校側が震え上がる相手!

早速電話すると、
昼なら空いてるという。

彼が動けば、担任は…。

待っとれや、クソ教師!

録音とカメラ映像たずさえ、意気揚々と会いに行った。