藤岡弘、オフィシャルブログ「藤岡弘、の侍道」Powered by Ameba


私は6歳から父に武道を教えられ、武士道精神を叩き込まれた。


あらゆる武道を何故学んでいったかというと、


「流派などは拘るな、とにかく師について、あらゆる武道を学びなさい、いろんなものを吸収しなさい」と父に教えられたからだ。


日本の武道は大まかに言うと神道、仏教、儒教、禅道の4つから成っている。


そのような宗教からも学べ、と。


あらゆる教典を開いてその中から学ぶ事が良いと。


つまり、これからどう人生を生きるべきかを見つけよ、というチャレンジ精神を教えられた。


だから私は単なる武道マニアではないし、


かっこつけようとしたわけでもない。


たまたま父と家系の影響があったのと、自分の魂や身体が喜ぶというか、DNAが求めるというか。生き甲斐を感じたという体質だった。


この武道の経験が、様々な映像の中で役作りや演じる時、


映画の中でスタントマンなしにいろいろなアクションをやる時も役に立ち、


世界でのボランティア活動や文化交流の武道公演をする時にも役に立った。


精神的にも、人生を生き抜くための力強い基礎となった。


国境も民族も超えて生き残るための基礎体験になったというか。


今、思うと本当に感謝である。


武道、武士道精神を学ぶ事は、人間として大切な生き方を学ぶ修業。己の魂を磨くと共に、生き残るためのサバイバル、血統を守っていくための、私にとって重要で、なくてはならないものになっている。


合掌、
藤岡弘、


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