毎年この時季になると、近くのエゾタンポポのことが気になり見に行きます。

 2,3日前、そこには何と、エゾタンポポが以前より大きく群落を広げていました。

 日本古来のエゾタンポポなどのニホンタンポポは、特定外来種のセイヨウタンポポの強い繁殖力で駆逐されつつあり、そのことは環境省の「日本の侵略的外来種ワースト100」などにも選定されているほどです。

 セイヨウタンポポはいつとはなく花を咲かせ、花の開閉運動もあやふや、暗くなっても花を開いているものもあるなど、どうも節操がないように見えます。

 

 

 

 これに反して、このエゾタンポポはやや大きめの花や花茎を、残雪の山々を背景にスッと青空に伸ばしています。夕方には早めに花を閉じ開閉運動もきちんとしているなど、どこか気品のようなものさえ感じるほどです。これぞ日本のタンポポということなのでしょうか。

 やがて来る夏には枯れて休眠に入るのですから、今まさに我が世の春を謳歌しているような雰囲気です。ガンバレ!エゾタンポポ!! 写真を撮りながら思わずつぶやいてしまいました。

 

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

 2月6日に亡くなった小澤征爾氏の追悼番組を、 昨夜2時間半テレビの前でじっくりと鑑賞しました。

 

 2002年日本人として初めて伝統ある「ウィーン・ニューイヤーコンサート」を指揮した小澤征爾の歴史的記録です。

   マエストロは、さすがにやや気合が入り過ぎかとも感じられましたが、いつもの精力的な指揮で、音楽を楽しんでいる姿勢が伝わってきました。

 水彩画を趣味としていた作曲家のヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「水彩画」では、柔らかな筆遣いを連想するような繊細な弱音から、作品を見る高揚感と優雅なウィーンの香りを存分に漂わせていました。

 

                 

                                                               卓 上 の 調 べ                                    53cm X 45cm   

 

 番組の後半は、2016年ズービン・メータが率いて「ウィーン・フィル ウィーク イン ジャパン」で来日していたウィーン・フィルに、小澤征爾が加わった特別な演奏会でした。

 長く体調を崩していた小澤氏は、椅子に腰かけての指揮でした。音楽に対する真摯な姿勢は少しも変わることなく、療養中の氏の雰囲気からも、交響曲「未完成」などではその悲劇性を際立たせていました。

 マエストロが紡いだ数々の豊穣な音楽シーンに感謝し、改めてご冥福をお祈りいたします。

 

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

 

                  冬 の 観 音 岬   ( 柏崎市椎谷 )  F4   WHITE WATSON 

 

 毎日鉛色の空から音もなくしんしんと降る雪を見ながら内陸部で暮らしていると、無性に囂々と荒れ狂う日本海を見たくなることがあります。逆に、カラッとした青空の下で緑の草や菜の花やすみれが咲き乱れる太平洋側の海辺に、写生などに行きたくなることもあります。

 この絵は冬の初めに、柏崎市の椎谷坂ノ下という所から、椎谷鼻灯台がある観音岬を描いたものです。この日は風も弱く海は穏やかでしたが、鈍色の空は天候の悪化を知らせていました。独特の地形から、1年前巡視船が乗り上げたあたりには岩礁が広がっていることを暗示しているようにも見えます。

 この冬は今のところ、暖冬小雪傾向のようですが、スキー場、観光業関係にはいい塩梅の降り方になってくれることを祈りたいものです。

 

 

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

                    

                                                          越後駒ヶ岳とナナカマド   ( 12月9日 )

 

 今年は12月7日の「大雪」の日を過ぎても、いつまでも小春日和のような天気が多いように思います。この日(13日)の里山では、青空と雪化粧をした越後駒ヶ岳を背景に、葉をすっかり落とした木々の真っ赤な実がとくに目立ちました。

 

 ナナカマドとアズキナシは、花や葉に各々特徴があり簡単に見分けが付くのですが、この時季の実は区別しにくいほどよく似ています。

 山の頂上では強い風に冷たい雨の止み間に、両方の実のスケッチを始めました。木の周りではヒヨドリが騒がしく飛び回り、背後の藪からはニホンカモシカが威嚇してくる、絵の具は乾かない、寒い、と落ち着かないスケッチでした。しかし、こうして近くでしっかりと観察すると、実の形、大きさ、樹皮の特徴などあらためてよく認識することができました。アズキナシなどは、色は違っても形は小豆(アズキ)そっくりです。

 冬枯れの晴れた里山は、山がすっきりと明るい雰囲気で見通しもよく、動植物など自然観察がやりやすい季節になってきました。

 

 

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

  

                    穫り入れのころ         27 X 19 cm     

 

 小千谷市横渡地区の信濃川の河川敷に、ひっそりと佇むようなこの施設。四季を通して国道17号でこの近くを車で通るたびに、何となく気になる風景です。思い切って、幹線国道のガードレールの外側に立って、落ち着かない雰囲気で短時間スケッチをしました。

 遠くには大きな妙見堰も見えます。信濃川の河川敷に、地面からかなりかさ上げして堅牢に作られたちょっと変わった形をした小屋です。その高い位置には赤いスピーカーなども設置されていることから、信濃川の水位観測所か何かでしょうか。

 今年はとくに夏に記録的な高温が続き、米のコシヒカリの品質に高温障害が現れ、農家の方は肩を落としたという話も聞きました。高温耐性のあるコシヒカリの品種改良も実用化されつつありますが、何よりも来年は穏やかな天候に恵まれることを祈りたいものです。

 

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村