気になっていた、中越地震の震源地の近くの二子山という里山に行ってきました。中部北陸自然歩道にある山ですが、地震の傷跡はほとんどそのままです。至るところに幅1メートルくらいの地割れがあり、あっちに飛んだりこっちに渡ったりで、しまいには登山道さえもわからなくなるほどの無残な有様です。ただ、地割れの縁にショウジョウバカマやカタクリが、何事もなかったように今を盛りと咲き誇っている様子になぜかほっとしました。
頂上では、写真のような簡単な無線のアンテナを立て、手のひらサイズの手作りの無線機で、偶然に前からの無線仲間である九州のMさんと交信できてびっくりしました。
1000キロの彼方の彼は福岡県のクボテ山(多分、「救菩提山」?)という山の頂上で同じように電波を発信していたとのこと。彼は約50キロの道を自転車でアプローチし、標高782mのその山は雲り空ながら、あたたかくて鳥がたくさん歌い最高の気分だと1000キロの彼方から伝えてきました。
携帯電話と違って、双方の間には只一つの中継所があるわけでもなく、一方のアンテナから放たれた電波が電離層で反射し、減衰しながらも他方のアンテナに到達してコミュニケーションがとれる___ここに何とも言えないロマンを感じるのです。