毎日時雨模様の天気が続き、庭の木々もすっかり葉を落としました。昨日は、急な雪で辺りは一気にモノトーンの世界に。あまりにもあっと言う間で、さながら歌舞伎の回り舞台のようです。おかげで落ち葉掃きからは開放されました。

WATSON SM / HOLBEIN

 落ち葉というと、最近「濡れ落ち葉」という言葉がほとんど聞かれなくなり、何故かほっとした気分になります。第二のステージを有意義に過ごす高齢者が多くなってきたからなのでしょうか。はたまた、単にそういう表現に飽きてきただけのことかも知れません。
 いずれにしても、あまり気分の良くない言葉を見聞きしないで済むのはけっこうなことです。役目を果たしてなお凛として見えるサクラの花びらやイチョウの散り方などは見事です。
とくに、イチョウなどはいつまでも色を保ち、遠くから見るとまるで黄色の絨毯を敷いたように見えるくらいです。
自分もああなりたいものだ、などと余計なことを思いながら、逆光に光り輝くイチョウを車の中からスケッチしてみました。

   彩りの光りに染まり銀杏散る   (木村宏一)