秋になると毎年、山のブナやドングリの実り具合がよく話題にのぼります。ツキノワグマなどの出没が心配されるからです。
5年ごとに生り年があると言われるブナなどの実の豊凶作の程度が、熊などの出没と大きく関係するという話を聞きます。はたして今年の秋は山の生りものはどうでしょうか。

WHITE WATSON SM / HOLBEIN
「生り年」、「裏年」ということは、柿などにもよく知られた現象ですが、多かれ少なかれどの植物にも見られる現象のようです。先日、知人のブログで素晴らしいアオハダ(モチノキ科)の実の写真を見て思い出し、あの赤い小さな実が沢山ついている様子をスケッチしようと山に登ってみました。
ところが、あの赤い実はほとんど見られません。夏の日照りで落ちてしまったのか、たまたま不作の裏年に当っているのかもしれません。
昨年のアオハダの生り具合はほんとうに見事で、その場でスケッチをしていました。思うようには描けなかったそのスケッチを見ながら、どうも、植物の種類によって生り年と裏年が一様でないようなことも不思議に思います。