あの目にしみるような新緑から、もはやどこを見てもすっかり落ち着いた緑の初夏の装いになっています。降り続く雪であたりは白一色の毎日、刺身のつまの緑の海草にハッとするような、あの気持ちはどこに行ったのでしょうか。
 それでも、海辺での写生で歩いていると、緑の色がない磯やコンクリートの水辺に、打ち上げられているアオサの緑にはやはり懐かしさを覚えます。

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                       WHITE WATSON F4  /  HOLBEIN

 アオサは世界各地で普通に見られるとのことで、海岸に打ち上げられた状態でもよく目にします。成長が早く、時に大繁殖することがあり、とくに中国では海岸一面が芝生に見えるほどの年があるという話を聞いたことがあります。大繁殖したアオサは漁網に絡まったり、沿岸に漂着したものは腐敗して悪臭を発したりして問題になることがあるようです。
 やっかい者のように言われることがあるようですが、実は、海水中の炭素や窒素、リンなどを効率よく吸収するため、海水の浄化に寄与している一面も持つとのこと。また、アオサには40%以上の食物繊維、牛乳の約8倍のカルシウム、ほうれん草の2倍多い、ビタミンA、ビタミンB12も豊富という栄養素の面からは価値が大きい、とwikiにありました。

 以前は、3月頃やわらかいアオサをとりに海辺に出かけることがありましたが、最近はスーパーで買ってきて春の色を楽しんでいます。