もうすぐクリスマス。ですが・・・ | 高き天を仰いで。

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サムおじさん。のブログです。

12月25日はクリスマス。クリスマスというのは、カトリック教会でこの日にイエス・キリストの誕生をお祝いするミサがもたれたことに由来します。
 では12月25日はホントにキリストの誕生日か?というと、実はそうではないのです。というよりも、キリスト教がローマで国教化されたときにキリスト教そのものはまだ大多数の国民が受け入れている宗教ではありませんでした。当時ローマで最も信じられていたのは、東方民族の持ち込んだミトラ教だったと言われています。このミトラ教の主神ミトラの誕生日とされていたのが当時の暦では冬至にあたる12月25日でした。当時は冬至祭としてこの日を祝っていたようです。
 そのため、当時のキリスト教を管理していた教父たちが、まだ少数派にすぎなかったキリスト教をローマの国教として確立させるため、まだ確定されていなかったイエスの誕生日を無理やりに12月25日、として、ミトラ教からのローマ市民の遊離を誘ったものであるらしい。

 ただ最近、キリストの生誕とその生涯に関して伝えられてきた処女懐妊とか三人の博士、十字架、死後三日目の甦り等のキリスト的意義などは、ミトラ教やその他の古代の宗教からの借り物であって、もっというならイエス・キリストなどという人物は存在しなかったのでは?などとする説を断定的に説いている動画が紹介されている"ZEITGEIST"などというサイトがありますが、これらの説のほとんどはその説を補強する資料や根拠に乏しく、具体的な考証を経ないものであることに注意してください。
 イエス・キリストは古代の伝説からの借り物でなく歴史的な実在であり、その存在した証拠は数限りなくある、それらが証明されるのは今後の研究が待たれるところではあると思いますが。

参照→wikipedia.org(クリスマス)

逆にいうなら、あなたがたがイエスさまに助けを求め、救い主として認め、イエスさまを心にお迎えした、
その信仰の始まりの日。それがあなたにとってのクリスマスなのです。
イエスさまはあなたがイエスさまを思う、どんな時にも、どんな場所にもそこにともにいてくださいます。それがイエスさまのお誕生を予言された、「インマヌエル(神がわれらとともにおられる)と唱えられる」
という言葉の意味なのです。

 というわけで、確かに現在のクリスマスとされている日はイエスさまがお生まれになった日というわけではありませんが、しかしこの日、全世界の人々があがめている一人のお方に思いをはせて、その生涯を振り返ってみるのも無駄なことではないと思うのです。
 なぜならイエスご自身は彼のことを覚え、真理に心を開いて彼を求めようとするあなたのところに、いつでも確かに存在しておられ、あなたと親しくこころを通わせたいと望んでおられるからです。