気象庁のホームページから今日の最高気温のデータを確認しますと、東京地方は20℃を超えて「4月下旬並み」まで上がったようです( ゚Д゚)
散歩おじさん地域も「暖かい」を通り越して「暑い」くらいでしたよ(;^_^A
さて記事の方は前回に続きまして「蔵出し画像」、すなわち過去に撮ってあった画像による江戸川区の文化財巡りですv(。・・。)イエッ♪
画像は昨年12月撮影のものなのですが、今回は「・・・巡り」と言いながら、その実は図書館からの帰りに立ち寄ったお寺さんというのが正直なとこなんですけどね(^^;
そのお寺さんとは「影向菊花大会」などで何度もご紹介しています「善養寺」です!
↑の画像の奥に写っている「不動門」と呼ばれる門の手前に「天明三年浅間山噴火横死者供養碑」という文化財(画面中央の石碑)があります!
善養寺さんは敷地の東側が江戸川の土手下の道に接する場所にあるのですが、その江戸川に天明3(1783)年に起きた浅間山の大噴火で犠牲になった人馬がたくさん漂着したのだとか(T_T)
当時の村人たちは遺体を手厚く葬り、13回忌の寛政7(1795)年にこの碑を建立したのだそうです(-人-)
流れ着いた遺体がどこで犠牲になった人や馬なのかはわかりませんが、地図を見ますとなるほど浅間山の噴火で犠牲者が出そうな場所からは、細い川から利根川経由で江戸川に繋がっていますが、直線で測っても140kmほどの距離があります(@。@)
もちろん川は最短距離を下るわけではありませんから、ぐる~っと遠回りしている川の流れに乗って、もう少しで海に至るという所まで流れてきたとは驚きです!!
繁茂面積日本一とされる善養寺さんの「影向の松」はこれまでの記事でも何度かご紹介しましたが、この松は「江戸川区登録天然記念物」であると同時に「国」の天然記念物にも指定されている、我が町自慢の松なのですよ(^^)
続いては↑1枚目とは違う方角にある参道で、画面奥に見える仁王門に向かう参道の両脇にある「小岩不動尊」と刻まれた2基の石塔も区の登録文化財になっています!
小岩不動尊は言うまでもなく善養寺さんにいらっしゃるお不動様のことですが、この石塔は道標でもあるのですよ(^.^)
参道に向かって左側の石塔は「小岩不動尊逆井道向石造道標」という名称で文化財に登録されていて・・・
その名の通り小岩不動尊の文字の下に「是より南江三丁 逆井道江通りぬけ」の文字が見えます!
「逆井」は現在の江戸川区の西部に当たる場所にあった地名で、そこを通る「逆井道」へ通り抜けられることを案内しているのですね(*^^*)
同様に参道に向かって右側の石塔にも小岩不動尊の下に道標としての文字が刻まれていて・・・
こちらは「是より右江三丁 市川江通りぬけ」と刻まれています!
「市川」は現在も市川市として江戸川の対岸にある地名ですが、通り抜けと言っても川を渡るわけですから、「渡し」がある方向を示しているのでしょう!?
因みに善養寺さんの境内は散歩おじさんにとっては、小学生のころの「放課後の遊び場」だったんですよねぇ(^.^)
家にランドセルを放り込むと、毎日の様に善養寺さんに集まっては「缶蹴り」をして遊んだものです!
境内で「缶蹴り」をしていたころ、文化財を見物しようなど考えもしなかったことは言うまでもありませんが、「おじさん」になってから文化財を訊ねてかつての遊び場を訪れるというのも興味深いものです(^_-)-☆