縛られ地蔵 | 散歩おじさんの「ぶらりWalk」

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散歩おじさんが街中やら、公園やらを「ぶらり」した様子を載せています(^.^)

今日は雨は降らない予報だったんですが、夕方に、にわか雨がありましたね!

まあ、3連休はそこそこ天気が良さそうですね(^.^)

さて今日は水元公園からの帰りに立ち寄りました「縛られ地蔵」をご紹介します。
ご存知の方もいらっしゃると思いますよ(^O^)

「南蔵院」というお寺にいらっしゃるお地蔵様ですが、お願いをする際にお地蔵様を縄で縛るんだそうです!

イメージ 1表からの様子です。
 
なかなか立派な門ですね(^^)

イメージ 2門の脇の石柱には「江戸名所 縛られ地蔵尊」の文字が見えます。
 
この石柱自体は新しいもののようですが、「縛られ地蔵」は江戸名所図会にも載っているそうですよ!

なぜお地蔵様を縄で縛るようになったか、というと・・・
亨保年間八代将軍徳川吉宗の治世、或る夏の昼下り日本橋のさる呉服問屋の手代が荷車に反物を満載して南蔵院の門前を通りかかった。

ここらで一服と門前に車を止め境内の銀杏の木陰に涼をとる中についうとうとと一と眠りしてしまった。

目がさめて見るとさあ大変門前に置いた車がない、青くなって番所へ・・・・・・・・・

そこで当時名奉行との聞え高い大岡越前守忠相の直々の取調べとなった。

「寺の門前に立ち乍ら泥棒の所業を黙って見ているとは門前の地蔵も同罪なり直ちに縄打って召し捕って参れ」

地蔵はぐるぐるに縛られ車に乗せられて与力、同心に守られて江戸市中を引廻され南町奉行所へ・・・・・・・・・

物見高い江戸市中のやじ馬連中、どんなお裁きが始まるかと奉行所へなだれ込んだ、頃を見計った越前守は門を閉めさせ「天下のお白洲へ乱入するとは不届至極、その罰として反物一反の科料申附ける」
鶴の一声、奉行所にはその日の中に反物の山が出来た。

手代に調べさせるとその中から盗品が出てそれからそれへと調べると当時江戸市中を荒した大盗賊団が一網打尽となった。

越前守は地蔵尊の霊験に感謝し立派なお堂を建立し盛大な縄解き供養を行った。

以来「しばられ地蔵」と呼ばれ盗難除け、足止め、厄除け、さては縁結びまで凡ゆる願いごとを聞いてくださる地蔵尊としてお願いするときは縛り、願い叶えば縄解きする風習が生まれた今も幾百人ものお願いごとを秘めてしばられつづけている。

案内パンフレットより

ということだそうです!

イメージ 3なるほど、願かけ縄なるものが用意されていますね。
 
お願い事をする時には、この縄でお地蔵様を縛るわけですね(^_^;

それではお地蔵様にご登場いただきましょう~(~o~)

イメージ 4あらら~・・・ホントにぐるぐる巻きですね~(゜o゜)
 
お地蔵様の後には「解き縄入れ」・・・つまり、願いがかなった時に解いた縄をいれる容器が用意されています。
 
それはいいのですが、いったいどの縄を解くんでしょう?
これだけの縄の中で、自分が縛ったのを覚えてるのは無理でしょうし、上から他の方の縄も巻かれちゃうでしょうネ!?

イメージ 5絵馬はこんな可愛らしい絵のものもありましたよ(^^)

ここではお地蔵さんを縛っちゃいますけど、他にもその土地、その土地の言い伝えなどで、いろんな形で信仰されている仏像などもあるんじゃないでしょうか!?

皆さんもご存知のものありますか(^.^)