観賞。
地元海街に帰ってきた主人公がかき氷屋さんを始める話。
自分が良いと思ったものしかおかないスタンス。
現実を美化してもがく姿。
素朴な人との交流をはさみつつ、主人公の考え方や素のままの生き方を、波のようにゆらゆらと映し出した映画でした。街並みが情緒的でレトロで良い。
田舎ならではの空気は穏やかなようで、気持ちが急かされる場面もあります。のんびりしてても、実は日々事件や問題は起きているんだなぁーというところがやけにしみじみくる。
一つ一つ解決したり、解決する方法を探りながら生きていく、間違っているか正解かはひとまず後回し。それが人生なのだということが感じられた気がします。