仕事のごたごたと、友人の結婚式の二次会幹事の準備やらでバタバタしてますが、レイトショーを利用してしっかり映画は観てきました。
先に観た「ライフ・オブ・パイ」は、ネットの評価が良かったから期待していましたが、期待程ではなかったかな。とはいえ、少し非現実的な印象を含みつつのドラマは、それまでの作品とは違う不思議な魅力に溢れた作品でした。
映像はかなりクオリティー高くて素晴らしかったです。幻想的なシーンは息をのむ美しさ。
少し残念だったのはストーリー・・・・・予想していたトラとの友情みたいなものもなく、難破後の生死の境で必死に生き抜こうとするサバイバル的なシーンも最初は良かったんですが、後半の奇妙で俄かに信じがたい展開にちょっと頭がついていけませんでした。サバイバルで通すなら潔く通して欲しかったのに、最後の気味の悪いファンタジー感は一体・・・・。
宗教的な部分もあるから好みも別れるとは思いますが、世界観は凄い。
ラストで、作中のすべてが、トラと生き残った冒険話か、生きる故の残虐な物語か・・・どちらの物語を真実だと思うかは私たち次第だっていうことを問いかけられ、思わずハっとしました。物語そのものより、私たちの心の奥底を揺さぶる神話的なメッセージがあるような気がしてなんだか観終わった後も考えさせられました。そういう意味では高評価。異色の世界観です。
あの幻想的な映像美にはまた浸りたいなぁって思います。残念だったとは言いつつ、この映像だけでも観る価値はありますよ。
そして、ダイ・ハード。
文句なしの高評価!
ストーリー自体は特別捻りがあるけではないんだけど、アクションとこれまでみせてきたジョン・マクレーンの歴史的な背景(1~4の)とかが全て吸収されて、リアルタイムでビシビシ興奮が伝わってきます。
過去のオマージュ的なシーンもあれば、子どもたちの成長した姿での登場に胸が躍ったり・・・とにかくい意味で忙しく観れました。
息子との絶妙な仲の悪さとコンビネーションも最高!息子も父親の遺伝子引き継いでるんだなぁーって思うと微笑ましくもあり、嬉しくもあり・・。長年ファンであり続けてきた作品だからこそ、どんどんハードルは上がっているはずなのに、全く裏切られないって凄いなぁ。
疲れたはずの仕事終わりに、最高の気分で帰宅できました。

