ルーパー | Holiday Life

Holiday Life

日々のささやかな出来事旅記録、映画感想など

「ルーパー」を見てきました。
最後の最後、予想を翻された作品。正直、元々どう終わるのか予想しにくいストーリー展開ではあったけど(自分対自分ということで)、まさか・・・・まさか・・・・ずっと考えていた答えと違っていい意味で裏切られました。
ハッピーエンドではないので人にものすごくお薦め出来るような作品じゃないけれど、その大どんでん返しの驚愕を味わいたい人にはいいかもしれません。
ただ、未来世界の構造云々を含めた伏線は甘さが見られました。もっと詰めていけばより深い世界観を演出できただろうな。現在はあらゆる複数の未来に繋がっていることの複雑さ、考え出したらキリがないですが、自分たちをとり囲む時間という名の世界の不思議さと奇妙さを実感しました。

出てくるキャラクターキャラクターがどちらかと言うと"陰"の印象が強く"陽"にあたる人物がいなかったのが少しものさびしく感じました。この作品で"好きな登場人物"を作るのはかなり難しいんじゃないでしょうか。
けれど、やはりブルース・ウィルス。彼が出てくると場面がしまって一気に画面に意識が集中させられます。併せ持ったカリスマ性と実力。
アクションが優れた男らしい映画というわけではないし、ヒューマンドラマに優れているわけでもない・・・ただ、珍しいタイプの映画。共感出来る部分が少ないだけに、作品から伝わってくるリアルな恐さは未知です。
それにしても「レ・ミゼラブル」を観たあとではどの作品もかすんで見えてしまう・・・。



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