ドラゴンタトゥーの女 | Holiday Life

Holiday Life

日々のささやかな出来事旅記録、映画感想など

沢山の衝撃と波乱に、みるみるうちにその奇妙な世界観に引き込まれました。

原作に比べたらあっさりしてて物語の層は薄いけれど、十分にすごかったです。

一族の謎を解明していく過程、あらゆる人物が意図的に動いてるような錯覚を感じて、四方の逃げ道を塞がれた危機感に背筋がぞくっとし、また、人間の闇と狂気に恐怖が込み上げました。

原作みたいに誰もかれも怪しいと思わせる、ミカエルと一族の人たちとのやり取りはかなり省かれていたから、犯人にたどり着くまではそう時間は費やさなかったけれど、その変わり、リスベットとのコンビプレーは気持ちが良かったです。
お互い干渉しすぎず、愛とも友情とも違う微妙な距離感は絶妙で、リスベットの心の変化も感じ取れました。

犯人の手口は残忍過ぎて恐ろしさ以外何も浮かばなかったです。際どいシーンも必要だからちゃんと映したんでしょうね。

結末が原作と違いました。
これはこれでいい。


長いし精神的に疲労を伴うからなかなか②巻に突入出来ないでいたけど、続きが読みたくなってきました。