社会的スキルの障害
岡田尊司の『発達障害(グレーゾーン)』という本を読んでいて、これ当てはまるなあ、みたいなところが何か所かあった。例えば、社会的スキルの障害。P82「社会的スキルの障害は、その場にふさわしい行動、言動を行えなかったり、相手の立場や気持ちに配慮した話し方をすることができないという形であらわれる。子供の頃であれば、友達と仲良くなることや上手く遊ぶというところでつまづきやすい。~同年代の子供と遊ぶよりも、年下か年長の人と遊ぶことを好む傾向もみられる。年齢が上がると、言葉遣いや話題が適切ではなく、相手から違和感を持たれたり、趣味が同じ友人とは話せても、それ以外の人とは、何を話して以下わからなかったりする。また、相手のタイミングや気持ちに関係なく接近しようとして、嫌がられたり言外の意味や皮肉がわからず、嘲笑をかってしまう事もある。」これは当てはまる。自分のどこが異常かを調べていく手掛かりになりそうな本だ。子供の頃は人と仲良くしたいという気持ちはあったんだけど、うまく行かなかったり、仲良くなれても、つらい思いしたりして、結局あまり人とかかわらないほうが自分には合っていると納得したというかんじだ。どうやらこの本では、回避型愛着スタイルとして紹介されている。P90「回避型愛着スタイルは人の愛情やかかわりを求めないことで、バランスをとっている。他人を必要とせず、自分だけで満足できるので、孤独でも安定している。」もう一つ当てはまりそうなのが、P91「回避性タイプ(回避型愛着スタイルとは異なるので、注意)は、本当は社交や親密な関係を求めているけれども、笑われたり、拒絶されたりするのが怖くて自分から行動を起こせないタイプだ。正確には、回避性パーソナリティ(障害)と呼ばれる。}P92「回避型愛着スタイルは、冷たくなる一方の世界に順応していくための結果であるとも考えられ、本人もあまり困っていない場合には、そもそも改善する必要があるのかという事になる。回避型愛着スタイルの方が、明らかに悩みや苦しみは少なくて済むからだ。」