私の少年時代(昭和40年代)のアニメに登場した人気キャラクターを取り上げていきます。第三弾は手塚治虫氏です。

 

鉄腕アトム(1963~1966)

 

 日本初のテレビの連続アニメです。

 主題歌の『アトムマーチ』は名曲です。東京六大学野球では、『立教アトム』や『東大アトム』の曲名で応援曲が流れます。さらに早稲田大学の最寄りJR駅の高田馬場駅では発車メロディーとしてこの曲が流れます。アトムはどのチームの味方なのでしょう?

(アトムは2003年に高田馬場で誕生した設定で、手塚プロも高田馬場にあります。)

 作詞は谷川俊太郎です。曲が先にできて、あとから詞を付けました。歌詞に「空をこえて ラララ 星のかなた」とか「心やさしい ラララ 科学の子」と「ラララ」が出てきます。

 これなど、どうでしょう?水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫のお三方の娘さんのトーク本です。うまいネーミングですね。

 ご存知、お茶の水博士です。東京に町名としての「お茶の水」はないですが、駅名には「御茶ノ水駅」があります。また、少し離れたところに難関校「お茶の水女子大学」があります。東大生はお茶大生が好きだから『東大アトム』を応援曲にしたのかな?

 

ジャングル大帝(1965~1966)

ジャングル大帝 進めレオ!(1966~1967)

 いろんな動物をよくもまあこれほど表情豊かに描けるものかと感服します。

 レオの父は「ジャパン」を逆さにしたパンジャ、レオの子供はルネルキオ。「寝る」と「起きる」の逆。レオも「俺」の逆と思いきや、「ライオン」のラテン語でした。

 球団ライオンズが西鉄から太平洋クラブ、クラウンライターを経て、1979年西武ライオンズとなり、手塚治虫のレオがマークに採用されました。そののち埼玉西武ライオンズとなり、2009年からは右の「獅子のボール鷲づかみ」マークに。手塚ファンの私としては断然左のほうが好きだな。グッズを買っとくんだった。

こういうの。

 

マグマ大使(1966~1967)

 私が今は亡き少年画報で読んだ原作はかっこよかった。テレビでは実写版となり、マグマ大使は無表情に。しかも落ち武者髪。隣の妻モルの髪も変。映像技術が未発達で、子供の私が見てもつぎはぎの合成画像でした。アニメでやってほしかった。

 2018年の朝ドラ『半分、青い。』では永野芽郁演じる鈴愛(すずめ)が佐藤健演じる幼馴染の律(りつ)を笛を3回吹いて呼び出す場面は、私世代のドストライクでした。律の恋人清(さや)が鈴愛に「マグマ大使だか何だか知らないけど、人の恋人を笛で呼びつけないで!」と怒り。(マグマ大使って知ってんじゃん)

 「マグマ大使」ではマモル少年が笛を1回吹くと息子のガムが、2回吹くと妻のモルが、3回吹くとマグマ大使がロケットに変身して飛んできました。