先月のブログ 【世界国名巡り】その10(米英)で少し書きましたが、セントクリストファー・ネービス連邦、はっきり言って知りません。
学生時代、新しい独立国は結構気にして覚えるようにしていたけど、社会人になってからは情報に追いつけません。とくに中米西インド諸島や、オセアニアの〇〇ネシアの島々の独立が相次ぎ、このブログを書くのをきっかけに覚えていこうと思います。
今回取り上げるのは中米西インド諸島、その中の小アンティル諸島の国々。
セントクリストファー・ネービスを先頭に耳慣れない国が数珠つなぎになっています。これを順番通りに言えるあなたはかなりの地理通です。
①セントクリストファー・ネービス連邦
1983年イギリスから独立。人口5.3万人。
国名はクリストファー・コロンブスが自身の名前の由来でもある聖クリストフォルスから。
②アンティグア・バーブーダ
1981年イギリスから独立。人口9.4万人。
国名は単純に二つの島から。島の名前の由来は不明です。
③ドミニカ国
この外務省作成の地図では二つに分かれていますが、ドミニカ共和国とドミニカ国の二つの国が存在します。
ドミニカ共和国の国名はカトリックの聖ドミニコ(スペイン語ではドミンゴ)に由来します。一方、ドミニカ国の由来は、1493年コロンブスが来島したのが日曜日(スペイン語でドミンゴ)だったから。ふたつのドミンゴ、遡れば語源は同じかな。
ドミニカ国は1978年イギリスから独立。人口7.2万人。
④セントルシア
1979年イギリスから独立。人口18.3万人。
ここもコロンブスが到着した日が聖ルチアの祝日だったからと言われています。聖ルチアとはあの「サンタ・ルチア」のことです。
「何たるサンタルチア」と言えば「オーそれ見よ」と答えます。
⑤バルバドス
1966年独立。人口28.1万人。この中では古いほうで人口も多いです。
国名の由来はポルトガル語の「ひげの生えたもの」だそうです。
⑥セントビンセントおよびグレナディーン諸島
1979年イギリスから独立。人口11.2万人。
ここもコロンブスが到着した日が聖ヴィセンテの祝日だったからと言われています。線と便箋と? グレナディーン諸島はスペインの地名グラナダに由来します。
⑦グレナダ
1974年イギリスから独立。人口11.3万人。
国名は上記と同じくグラナダから。コロンブスはコンセプシオンと名付けたようですが、採用されなかったんですね。
スペイン人のコロンブスが初めて到達したのに、最後はどこもイギリスから独立していますね。
島の形はどれもポテトチップスの袋の底のかけらのようです。外務省の中南米担当者は島の形で国を当てられるのでしょうか?
オセアニアの国々についてはまた来週。