ボランティア自治会主催の送別会が開かれた。同期がそろって出席
する行事はこれが最後になり、あとは各自が帰国までそれぞれの日々
を過ごすことになる。
例えば学校隊員などは、すでに勤務を終えているので残されている
のは報告書の記入や、家の整理などである。しかし、私のように役所
に勤務している人は、２３日まで勤務があるので、帰国の準備はそれ
以降になるのである。
我々の次の帰国隊次である２７-１次隊・現職組がこの会を取り仕
切ってくれた。司会のＵさんの発声で送別会が始まった。
ＪＩＣＡサモア所長Ｓさんの挨拶。会場は最近定番となりつつある吉祥
飯店という中華料理店。立食形式のパーティである。
ＪＩＣＡ企画調整員のＮさんの音頭で乾杯。
それぞれのテーブルに料理が運ばれてきて、めいめいが好きな料理
をついばむという形で談笑が進む。
やがて、帰国隊員の活動を中心としたスライドが上映された。自分で
もいつ写されたのだろうと思う、見たことのない写真が写され、びっく
りした。
また、すでに帰国した１次隊、２次隊のメンバーからもビデオメッセー
ジがあり、ともに過ごした懐かしさがよみがえってきた。
幹事の皆さんや、先輩隊員の温かさがにじみ出てくるスライドショー
であった。
最後、帰国隊員からのメッセージ。
私は、教え子からもらった甚平できめてみた。
最後に挨拶をしたＭさんの言葉のように、「一期一会」の出会いの
活動も、これで終わりを告げることになる。