MESCでパーティ?! | ねっぱりあんサモアに行く!!     (Tweet of Samoan)
12月4日(金)

ついに12月になってしまった。昨年は12月になった途端、MESCの
玄関に大きなクリスマスツリーが飾られ、サモアのクリスマスの過熱
ぶりに圧倒されたのだが、今年はまだ、クリスマスツリーが飾られて
いない。

しかし、2・3日前に今週の金曜日にパーティがあるので、20タラ払
えと言われて、20タラ払わされた。クリスマスのパーティにしては早
すぎると思っていたら、どうやらクリスマスのパーティではないらしい。

噂によると、MESCのCEO(最高責任者)が国会議員に立候補するの
で、もうすぐ任期が終るらしい。その送別会のようなパーティのようだ。
去年の同じ時期にはこんなパーティは無かった。

そのパーティに向けての各部署での出し物があるようだ。お金を払っ
た日から我々カリキュラムセクションでもダンスの練習が始まった。




これはダンスの練習風景。左奥に座っている女性がダンスの指導
者。ダンスそのものはフォークダンス的なごく簡単な踊りである。
これは、私みたいなダンスの不得手なものでも簡単に踊れるダンス
を配慮してくれたような気がする。なぜなら、サモア人はみんなダン
スがうまいから。

パーティは何時から始まるのか尋ねたら、最初は11時からと聞い
た。昼前からパーティはあり得ないと思っていたら、2時からに訂正
になった。しかし2時でも勤務時間内なので、やはり日本ではあり
得ない。ここはサモアであることを実感した。





パーティ会場のMESCの駐車場。みんなが座っている場所は普段は
車が止まっているところである。左側はテントを張った特設会場。
ダンスの発表舞台と、ビールを供給するブースである。雨期なので
小雨がぱらつくあいにくの天気だったが、屋根があるので助かった。




これがビール会社のブース。サモアではマイナーな方のビールメー
カー。去年のスポーツ大会の時も後援していた。日本なら業者との
癒着が問題になるような気がするのだが…。




なが~いセレモニーのお話とお祈りが終わって、やっとビールを飲め
る時が来た。カリキュラムセクションの仲間たち。白いシャツを着てい
る人が多いが、なんとダンスを踊るときにみんな白いシャツを着ると
のこと。聞いてないよ~! 下着の白いTシャツでがまんしてもらう。




カリキュラムセクションのもう一つのテーブル。





ビールのおつまみはこれだけ! 昼ご飯を食べていなかったの
で、腹はペコペコなのに…。すきっ腹にビールは結構きつい。




セクションごとのダンスの披露が始まった。背を向けて座っている
左側の男の人が噂のCEO。右側が教育大臣である。





このように部署ごとに、違う衣装をまとい、違う踊りを披露する。一般
に女性のダンスは、ハワイのフラダンスによく似た優雅な動き、男性
は力強い直線的な踊りが多く、二つの動きが組み合わさってなかな
かたのしいものである。

我々カリキュラムセクションの発表は、一番受けたというか笑いが多
かった。ひとつは男が私以外、女性用のスカートをはいて踊ったこと。
私は当日言われたので準備ができなかった。(前日に言われてもで
きなかったが…)もう一つは、ダンスのアドリブが下ネタ系であったた
めだと思われる。やはり、教員というのはどこの国でも品格に欠ける
人種なのだろうか…





CEOは踊りでなく、「思い出のグリーングラス」を熱唱。場を盛り上げ
るのはさすがである。





MESCに住みついてる猫も姿を見せた。我々のオフィスの中にまで
入ってくる猫である。

全部のセクションの発表が終わったあと、CEOからダンスの順位の
発表があった。我々カリキュラムセクションは笑いが一番多かった
割には順位が低かったようだ。やはり内容のせいだろうか。上位の
チームにはビールが送られていた。


5時過ぎになり、やっと弁当が配布された。



まあ、サモアでは定番の内容であるが、腹が減っていたせいかめちゃ
めちゃ美味しかった。



この後、延々夜の9時くらいまで宴会は続けられたようである。私は
さすがに呑み疲れて8時過ぎに家に帰った。

サモア人、恐るべし…