今日は、小学校のチーフオフィサーであるイニさんから、高校の展示
会があるので行かないかとお誘いを受けたので、草の根のＭさんと
一緒に行くことにした。
しかし、高校の展示会と言うだけで、どこの高校なのか、何の展示会
なのかは知る由もない。Ｍさんに聞いてもＭさんも知らないとのこと。
言われるまま、ＭＥＳＣのマイクロバスに乗りいくえの知らない旅に出
た。
近くの高校かと思ったら、市街を抜けて飛行場の方に向かう。ファレ
オロ国際空港の入り口を過ぎたところをすぐ左に曲がり、アアナＮｏ
１カレッジに到着。今日の目的地はアアナＮｏ１カレッジだった。
到着したときは、既にセレモニーが始まっていた。
会場の全景。右側にあるファレが今回新築されたファレでオープン
セレモニーが行われた。左側のテントが来賓・来客用のテント。その
間にあるのが生徒用のテント。生徒用のテントの後ろに校舎がある。
ファレの完成とオープニングを祝う式。ＭＥＳＣの最高責任者ＣＥＯ
がテープカットを行った。
生徒によるパフォーマンス。合唱なのだがなかなかレベルが高い。
実はこの学校にはＪＩＣＡのＪＯＣＶ、Ｎさんが勤務している。Ｎさんに
話を聞いたところ、テスト期間中もこのセレモニーに備えてずっと練
習していたそうだ。テストよりも練習の方が優先されていたとも言って
いた。
だから、歌だけでなく、振り付けまで全員が指揮者の合図に従って
忠実に行う。笑顔の指示まで指揮者から出されていたのには驚いた。
サモアの、このくそ暑い中、真っ黒の衣装を着て全力で唄い踊る。
日本人なら間違いなく熱中症で倒れてしまうだろう。
右端に写っているのが、この学校に勤務しているＪＯＣＶのＮさん。
このテントは生徒が授業で作成した木工製品を展示していた。
つまり、展示会というのは生徒が授業で作成した作品を展示する
と言う意味らしい。ちなみのこのタンスは７００タラと言っていた。
今回この展示会に参加したＭＥＳＣのメンバー。草の根のＭさんと
中央がイニさン。右がコンピューター教育の担当者である。後ろの
テントは、美術の授業で生徒が製作した作品を展示しているテント
である。
お客さん用に配られたランチ。左がサンドイッチの詰め合わせ、右
側がいわゆる仕出し弁当である。から揚げチキンとかパルサミとか
サモアのローカルなおかずである。これがお客様に配られるので
相当お金がかかっているはずである。
良く、中身がわからずに参加したせいもあるのだが、このセレモニー
のメインが何なのかいまいち理解できなかった。新しくできたファレの
完成を祝う会なのか、生徒のパフォーマンスを楽しむ会なのか、生徒
の製作物を鑑賞する会なのか… Ｎさんの話によると日本の文化祭
的な催しであるらしいが…
でも、サモア人のおもてなしの気持ちは、日本人以上かもしれないと
ふと思ってしまった。