甘くはなかった突然の出張?! | ねっぱりあんサモアに行く!!     (Tweet of Samoan)
9月26日(土)

突然の出張からやっと帰って来ることができた。簡単には
済まなかった一週間の出張を振り返ってみようと思う。

まず出発した20日(日)のこと。前回のブログを更新した
後、ツッシーと約束した時間と場所で、MESCの車を待っ
たのだが、約束の時間(午後1:30)を過ぎても車が来な
い。

サモアンタイムだろうと予想はしていたので待つことにし
たのだが…ここからが少し悩ましい時間を過ごした。

実は待ち合わせの場所からフェリー乗り場までは一時間
程かかる。4時のフェリーに乗ると聞いていたので、遅くと
も3時半にはフェリー乗り場に着いていなければならない。

そうすると、待ち合わせの場所には2時半までしかいるこ
とができない。2時半を過ぎても待ち合わせの場所で待つ
のか、2時半には待ち合わせの場所を離れてフェリー乗り
場に向かうのか、迷ったのである。

結局2時半まで待ったのだが、MESCの車は来ず、タクシー
を止めてフェリー乗り場に向かった。

タクシーでフェリー乗り場に着いたのは3時10分頃であっ
た。案の定MESCの車は見当たらない。仕方がないので
フェリー乗り場の入り口でMESCの車の到着を待った。

3時半を過ぎて、「ひょっとして、突然出張は中止になった
のかな?」とか不安が広がりだしたとき、やっとMESCの車
が来るのが見えた。

「What happen?」とかみんなに言われたが、本当はこっち
が「What happen?」と聞きたかった。説明する間もなくフェ
リーに乗りこみ、すぐ出発となった。

フェリー乗船中はみんな何処に居るのかわからず、私は
デッキの座席に一人で座っていた。




サバイイに着き、再びMESCの車に乗り込んだところ。



私の横に座ったもう一人のメンバー。

私の前にツッシーが座っているのだが、なぜか口をきいて
くれない。どうやら待ち合わせ場所に私が居なかったことを
怒っているようだ。

私はツッシーに1時半~2時の間に行くと言われていたの
で約束を破ったつもりは無いのだが、どうやら待ち合わせ
の場所で私を待っていたらしい。

フェリー乗り場から約2時間、車で移動して島の反対側、
バイサラビーチホテルというところに到着した。7時過ぎ
に到着したので、すでに辺りは暗くなっていた。





これがバイサラビーチホテルの受付とレストラン入口。




レストランで少し遅いディナー。美術担当のGaleさんは、実
家がホテルの傍ということで、この日は実家に帰省。

実はこの後、ツッシーとビールを飲みながら話をした。やは
りツッシーは、私が約束の場所にいなかったことが不満だっ
たようで、「なぜ待っていなかったんだ?」と聞いてきた。そ
してサバイイ行きをキャンセルして、レイフィフィの身体測定
に行くんじゃないかと思ったとも言っていた。

私は喧嘩をしてもしょうがないと思い、「待ち合わせの時間
に送れたと思ってタクシーを飛ばしてきたんだよ。4時のフ
ェリーに乗るのは知っていたから、間に合うように来たんだ」
と説明して納得してもらった。

今まで長いことMESCで仕事をしてきたが、日本人が自分
だけで、周りにサモア人しかいないという状況が実は少な
かったということに気づかされた。

だから難しいことを話さなければならないとき、すぐにまわ
りの日本人に頼ってしまい、自分から話すという機会を自
ら放棄していたのかもしれない。

今回、出張に出かけるときの出来事で、どうしても自分で
説明しなければならない状況になって、腹をくくって話しを
したら、意外とうまく説明できた事に驚いた。

最後にツッシーは「今、お前がここにいるからOKだ。」と
言ってくれた。


9月21日(月)

朝、少し早く起きてホテルの周りを散歩してきた。



夜明けのビーチサイド。左手の建物がホテルのレストラン
部分である。



ホテル入口の看板。看板の向こう側が海である。




島を一周する道路まで出てみると、豚の親子連れと鶏がの
んびり餌をついばんでいる。いかにもサバイイらしい風景。



朝ご飯の時、レストランから見たビーチの景色。とてもきれ
いである。



出発前のMESCの車。今回は私を含めて全員7名がこの
ホテルを拠点にサバイイ島西部地区のディストリクトの学
校を巡回する予定である。




車で30分ほど走ったところにある、最初に訪問した学校。






校舎の右端に学校名が書いてある。ファガファウ&サマタイ
タイ小学校という。その下に日本の資金援助で建てられたこ
とが書かれている。サモアでもネパールでも日本の援助で立
てられた学校が数多くある。軍事的な援助でなく平和的な援
助はいくらしても批判されることはないと思う。




到着してすぐ、モーニングティー?がふるまわれた。カップ
ラーメン、クッキー、サモアンココアの組み合わせ。朝ご飯
を食べたばかりなのでとても入らない。




全校生徒の身長と体重を測定する。ツッシーが低学年の
生徒にサモア語で説明をする。



生徒の身長・体重を測定すると同時に先生方の身長と体重
も測定し、BMIの値を計算して適正体重との差を表示した。

BMIの意味と計算方法を私から説明し、ツッシーがサモア語
で補足説明をするというスタイルで進めた。

全員30以上で、40以上の人の方が多い。-55㎏など人間
1人分の体重を減らさなければならない人もいる。これがサ
モアの現状である。




校長先生以外はみんな女性。校長先生は左側にいて、写真
には写っていない。BMI40以上の人はすぐわかるだろう。

2時くらいにMESCの車が迎えにきて、この日の訪問は終了。
ホテルに戻った。

この日写真には写ってないのだが、晩御飯の時、レストラン
でサモア人の3人組の生バンドが演奏を行った。

ギター2人とベース?1人の3人組みなのだが、サモアのポ
ピュラーソングを楽しませてくれた。

そのうち、私が1人からギターを借りて飛び入りでビートル
ズのイエスタディを歌ったら、MESCの人たちが「お前ギター
弾けるのか?」と驚かれた。

その後、ギターを借りて部屋まで持って行き、男5人で歌い
明かしたのは言うまでもない。

続く