4年に一度の冬季オリンピックが終わりましたね。
残念な結果が多かったように思いますが、
私はふと16年前のことを思い出しました。
スキーのトレーニングのために行った8月のニュージーランドでのこと、
可愛らしくて実力があってしかもまだ女子高生ということで、
当時雑誌などで評判だったモーグル選手が
同じスキー場にやってくるとらしいと。
そして日本のナショナルチームとしてやってきた彼女は、
当時はまだオリンピック種目にもなっていなかった
モーグルというマイナースポーツでも、
かなり注目の的でした。
高校1年生か2年生だったと思いますが、
コブを果敢に滑っていて、それを遠くから羨望の眼差しで
見ていたのを思い出します。
その彼女は今回4位だった上村愛子さんではなく、里谷多恵さんです。
残念ながら今回の第2エアーで失敗してしまいましたが、
それまでの滑りと第1エアーは、
全盛期の滑りを彷彿とされる素晴らしい滑りだったと思います。
体が十分ではないにもかかわらず果敢に勝負しているさまは、
まさに16年前に目の前で見た彼女でした。
とても懐かしい感じがしました。
どの競技でも選手の集中力はすごいものがあって、
選手の真剣な目には、引き込まれるものがあります。
ヨガは他人と争ったりしませんが、その集中力は共通するものが
あると思います。
実際にタイガーウッズがヨガの瞑想を練習に取り入れているそうですが、
瞑想することも集中することと同じ要領だからです。
オリンピックに話を戻すと、偶然にもその時1ヶ月ほど同じホテルに泊まっていた
皆川健太郎選手にも頑張って欲しかったのですが・・・。
10秒ほどで途中棄権してしまいましたが、リスクを冒しても
勝負しているんだなと感じることができました。
競技は違いますが、0.02秒で金メダルを取れなかったり、
ジャンプ競技なんて時速100キロ近くで滑り下りて、
一瞬のタイミングでジャンプする、その一瞬の違いで
飛ぶ距離が100メートルだったり、140メートルだったり。
(100メートル飛ぶのもすごいことですが。)
実際の勝負を決めるのは、まさに神のみぞ知ることなのでしょうか?
原因には必ずそこから導かれる結果があって、
結果にはそれを起こした原因があります。
“できない”から、やめるのか、
“できない”から、またやるのか。
同じ原因でも結果は大きく違ってきますよね。
原因自体にその結果の理由をつくりがちですが、
要は自分がどう考えるか次第です。
今回のオリンピックの選手いわく、
「限界って案外限界じゃない」
そういう捉え方をした人が集まってくるのが、
オリンピックなのかなとしみじみ考えています。
そうそう、オリンピックといえば、
スノーボードの女子パラレル大回転で解説をしていた女性が
私の一つ下の後輩でびっくりしました !
