2020年2月某日
「おじさぁ〜ん
」
( ̄ー ̄)
「お兄さんと呼べ。」
「笑笑 お兄さん
」
台東区の学校の食堂。中学、高校、短大、大学と一貫の学校。
「ねぇ、ねぇ、もうすぐ卒業でさぁ、食堂来れるの最後かもしれないの
。チャーシュー多く入れて
」
( ̄ー ̄)
「毎回、何かしらの理由付けてチャーシュー略奪を試みやがって笑。」
もう、会えないかもしれないからな。
「( ̄ー ̄)一枚だけだぞ。笑」
「キャー

っ、ヤッタァー
」


っ、ヤッタァー
」いつも食べに来てくれる女子高生。
テストの結果が悪かったから、チャーシューで慰められたい、先生に怒られたから、チャーシュー入れて、追試、頑張ったからチャーシューちょうだい。
いつもラーメンを食べに来て、チャーシューをねだる高校3年の女子。
その日は数人の大群。
0点のテストの解答用紙を見せに来るくらい、なついてる。そんな連中。
そんな奴ほど、かわいい。
「( ̄∇ ̄)いよいよ、卒業だな。おめでとう。」
「まだだって
まださ、JKブランドだよ。でもさ、もうすぐ終わっちゃうよね、ショック〜。おばさんになるよ。」
まださ、JKブランドだよ。でもさ、もうすぐ終わっちゃうよね、ショック〜。おばさんになるよ。」( ̄ー ̄)18でおばさん?俺、51だぞ。何さんになるんだ?
「( ̄∇ ̄)また、新しいブランドになるだけだよ。」
「でもさ、やだよ。JKじゃなくなるんだよ。なんかさぁ〜、ショックというかさぁ〜…」
ピンポンピンポン〜
校内放送
「ただいま、総理大臣の発表により、しばらくの間、休校を実施することに決まりました…」
「えっ…」
( ̄ー ̄)…
?
休校?休み?
「ねぇねぇおじさん、これってさぁ〜…」
( ̄ー ̄)
「お兄さんと…」
「もうさ、終わりって事?」
( ̄ー ̄)
「何も終わってないって。卒業式まで休みって事だろ。3年ならあまり変わらないじゃん。」
「そうだよね?そうだよね!」
東京都の公立学校に休校要請。
私立もその決定に追従する様に、休校決定。
「誰にも、もう、会えないわけじゃないよねぇ〜?友達とかさぁ〜」
( ̄∇ ̄)卒業式に会えるよ。
きっと。
たぶん。
昔と違って、色んなツールでの人とのつながりがある時代。
昔ほど哀しい卒業式って訳ではないが、多感な時期の子供にとっては、1つの区切りであり、別れであり。
また、違った哀愁のある儀式である卒業式。
帰宅命令により、ソソクサとラーメンをすすり、チャーシューを食べ、帰って行ったあの子たち。
「じゃぁね〜。おじさん。またね
」
」( ̄ー ̄)「だから、お兄さん…」
ギャルストーリーは突然に終わりを告げる。
食堂は休業になったが、卒業式は卒業生徒と教員のみで、小さく行われたそうだ。
「じゃぁね。おじさん」
またね
またね。
( ̄ー ̄)
そのうち、どこかで。きっと。
たぶん。
命を守る為、あの日常を早く取り戻す為、犠牲になった思いがある。
休校の言葉で、子供の真顔になったあの子達の顔が忘れられない。
だから、せめてこの思いだけ、ここに記します。
1日2回もブログ更新しない予定でいたけど。
今も、心の区切りを付けられない子供達が居ると思う。
知らぬ間に、突然に、奪われた日常。
あの時はまだ、ここまで緊迫するなんて思ってなかった。
その後、学校の近くの病院で、集団感染発覚。
保健所にも人が集中。
休校は、正しい判断だった。
子供たちは、守らなければいけない。
あの、無邪気な笑顔を、守らなければいけない。
だから、我慢。







