日経平均株価は3万円付近をウロウッロしていますが、ポジション的には買いゾーンに入って来ています。しかしまだ信号は出ていません。
前回から銘柄1357の方に話題をシフトさせてきています。
コロナショックをもう一度見ていきます。 完全制覇!
・ショック突入前に銘柄1570を売却 → ショックでは無傷
・ショック突入前に銘柄1357を購入し、ショックの高値で売却
→ 利益
・ショックのボトムで銘柄1570を購入し高値で売却 → 利益
第1ステージ 銘柄1570はショック前に売り抜けて無傷
ここは以前のブログと同じです。その時のチャートを再掲します。
<図1>
ショック発生に先立つ1月14日の週に最初の「売り」信号が出て、前年秋に購入した銘柄1570は売却しています。その後「売り」信号がさらに2回出た直後、コロナショックに突入しました。
<図2>
もし最初の「売り」信号を無視してやり過ごしたとしても、その後立て続けに「売れ!売れ!」と攻め立てられるので間違いなく売るでしょう。どのタイミングで売っても利益が出ています。
こうして、コロナショックはまずは無傷でした。
第2ステージ 銘柄1357はショックで大きな利益
<表1>
図3は銘柄1357のチャートです。1月14日の週に銘柄1570に「売り」信号が発生したと同時に、銘柄1357に「買い」信号が発生しました。ほぼ底値で買えています。
コロナショックに突入すると銘柄1357は急上昇をはじめ、3月16日の週に最初の「売り」信号(緊急系)が発生し、引き続き毎週、計3回の「売り」信号(順張り系)が発生しました。
<図3>
最初の信号の翌週、ピークで売却です。
このようなタイミングでは信号の出た3月16日の週の終値付近がピークとなる可能性が高く、次週は始値から反落で始まって売値はかなり下がると考えたほうが良いですが、この時は翌週始値がピークとなりました。ラッキーです。
仮に最初の信号を無視(もっと上がるのを期待?)したとしても、連続で信号が出るので我慢できずに売るでしょう。どこで売っても利益が出ています。
底値買い&高値売りの典型パターンとなり、利益率99%です。
第3ステージ 銘柄1570はショック後のV字回復期に大きな利益
ここも以前のブログと同じです。図4は回復期のチャートです。
<図4>
以上は新バージョンでの話です。
以前にも書きましたが、旧バージョンでの検証では、勝率としては制覇したものの、利益率では結果として大いに不満でした(表1)
<表1>
いずれにしても、リーマンショック以来の大きな変動であるコロナショックの新たな知見をロジックに反映させる必要がありました。
コロナショックの知見を反映した新バージョン(2020年10月版)は、過去のショック全般にわたって通用するロジックの見直しを行ったものです。
なお、新バージョンは旧バージョンに比べて過去20年間のショック全般にわたって売買シミュレーションのパフォーマンスが改善されていますが、どの売買でも底値買い・高値売りとなっているわけではありません。