遥々富山からやって来たTX750
キックギアが飛び込まずスカスカ
スターターはスベり続けて全く噛まない
とりあえずクラッチ側
キックはクリップの弾性不良なのでサクッとウチの在庫と交換
それよりクラッチ
何故かボルトとスプリングが二本入ってません。
怪しいのでついでに分解
サビサビ
両方新品に潔く交換します
問題のスターター側
クランクケースカバーのカバーを外します
バラした事ある方ならわかるはず
なんとも試行錯誤?いいかげん?ヤマハらしくない作り。
心配していたワンウェイは予想以上に酷い
スプリングは漏れなく短い、一本に関しては折れて短くなってます。
ローラーがスライドする部分はゴリゴリ
ワンウェイのボディもガリガリ
度重なる空回りによってズレてます。
最初バラした時は90度くらいズレてました。
通常割れたり、歪んだりする壊れ方するんですが、カシメを乗り越えてズレてるのは初めて見ました。
ワンウェイASSY.スプリング共に廃盤
ワンウェイのボディはウチの在庫を使用、スプリングは他車種のものが使えます。
ローラーはまだかろうじて部品がヤマハからでます。
始動テスト
エンジンがかかると怖いのでプラグコードは抜いてます
こんな感じでスターターが回るとシャフトに噛んで回る、逆にエンジンが始動すると滑って空回りする仕組み
ガスケットは純正新品
なんとも面倒な箇所にポイントが付いてるんでクラッチ側も組んだらこの状態で点火時期も見ておきます。
500の構造も良く似た感じで非常に複雑かつ、エンジニア泣かせな作り。