36時間の手術の末に
最新の医学に救われた
一つの小さなその命に
誰もが涙を流してた

翌日 ある町に朝早く
最新のバクダンが落っこちて
あっけなく吹き飛んだ多くの命を
誰もが知らないまま時が過ぎる

あの命この命 どちらがどれだけ重いんでしょう
いつかあなたとふれあった せめてあのぬくもりよ永遠に

ロシアがウクライナに侵攻し、アメリカとイスラエルはイランを空爆して民間人をも殺傷している昨今の世界情勢のニュースを見る度に、稲葉浩志の『あの命この命』の歌詞が思い浮かぶのです。

この楽曲は単純な反戦の歌ではなく、命を賭けて戦なわなければならない所まで追い込まれた人や国家があることを決して否定はしていない。むしろ時代がいくら代わろうとも、争うことを避けられない人間の性(さが)を全肯定しているようにも感じるのです。