お好み焼き「谷」で渡された一冊の本

白井貴子著 今もえる理由。

まずは全日本女子バレーボールのエースアタッカーであった白井貴子さんが残した数々の実績を。

白井貴子選手
1972年 ミュンヘンオリンピック 銀
1976年 モントリオールオリンピック 金

1974年 世界選手権 金
1977年 ワールドカップ 金

2000年 女性初のバレーボール殿堂入り

Bクイック(ひかり攻撃)を完成させた人

などなど、その偉業はもはや今の日本人では誰も到達出来ないのではと思わせる内容である。話を著書「今もえる理由。」に戻してみると、当時の岡山市にある石井中学校時代に前述のお好み焼き谷(たに)の奥様と一緒に写っている写真が載っており、そのページには直筆の手紙が栞代わり🔖に挟んであった。奥様は背も低く、当時は9人制でポジションは後衛の真ん中だったとのこと。

さて、その本を読ませてもらうと、白井貴子さんご本人に関する興味深い自己分析がなされてれていた。

『隠れ左利き』

中学生から始めたバレーボールでずっと腰痛に悩まされていた彼女は、その原因をスパイク前の踏み込みにあると分析。右利きならば通常は最後の踏切を右足、左足の順で両足ジャンプをするのだが、彼女の場合常時それが逆に行われており腰に負担がかかるのだと。そこで親族に左利きがいないかと調べたところ、何とお母様が実は元々左利きであり、娘に対しても右利きに矯正していたという事実が判明。つまり白井さん本人の本質は左利きであり、バレーボールのスパイクは本能的に左手で打つようなイメージで左足、右足の順番にて踏み込んでいたのだ。

こうして放たれるスパイクはタイミングが微妙にズレて相手が拾えないのだという。

なるほど。身体のキレを最大限に活かすための分析は、今ほど科学的なアプローチがなされていなかった時代においては秀逸と言わざるを得ませんな☺️