CD制作費用について
こんばんはYukiです!
バンド活動をしてゆけば自分たちの音源が欲しくなるものです。
今回はCD制作にかかる費用についてざっくり書きますね。
5曲~10曲録音で、全楽器をあなた、あなたのバンドでの生演奏で録音することを前提で記載しますね。
※私の経験による概算となります。
今回は流通費用、演奏サポート費用、ジャケット等写真撮影費用、撮影の為の衣装代、リリース告知ポスターやフライヤー制作費用などを除いて、あなたのバンドのメンバーだけで演奏をしてCDを制作するにあたってのはじめてのレコーディングの概算的な数字を記載しますので、これからCDを作る際の目安にしてみてください。
目次
✔スタジオ使用料
✔レコーディングエンジニア費用
✔ミックス費用
✔マスタリング費用
✔CD盤の制作費用
✔まとめ
✔スタジオ使用料
これはどこのスタジオで録音するか?、どのくらいの大きさの部屋を使用するか?で違ってきますが、3時間パックとか深夜パックとかを使用すると費用は幾分か安く上がります。まぁ。3時間パックで平均5000円といったところでしょうか。
あと、演奏を一発録りにするのか?個別に録音するのか?で費用が大きく違ってきます。
次に、それぞれのメリット・デメリットを書きますねw
一発録り
・メリット
費用が安く済む。
メンバーの一体感がでて、全体のグルーヴ感が増す!
・デメリット
全体の音のバランスなどのセッティングに時間がかかる。
誰かが演奏を間違うと全部が録り直しになる。
細かい演奏のこだわりがしにくくなる。
個別録音
・メリット
各楽器ごとにこだわりながら録音できる。
後で個別に修正ができる。
・デメリット
スタジオ・エンジニア費用がメンバー分(5人なら5倍)増える。
各々のグルーヴ感での演奏になるのでバンドの一体感を損なう恐れがある。
<補足1>
個別録音に際して、曲ごとのドラムのチューニング次第で効率的にも非効率にもなりますので要注意です!ドラムのセッティング/チューニングは30分や1時間は普通にかかりますからね!
えっ、ドラムのチューニングって??ってあなたは、以下の書籍を参照してみてくださいね~。
・ドラム・チューニング&メインテナンス・ブック (CD付き) (リズム&ドラム・マガジン) (リズム&ドラム・マガジン)
・初・中級者向けドラム論 チューニング編
<補足2>
個別に録音する場合の順番は、ドラム→ベース→ギターボーカルです。
ただ、ドラムから録り始めるにあたっては曲構成のナビとして事前に仮歌を入れておくと効率的にレコーディングを進められます。この仮歌は曲構成のナビなんでがっつり歌う必要ないですし、ここの仮歌で、「ここから12小節ギターソロ~」「ここでブレイク!」など、まさにナビを入れておくと演奏しやすいと思いますよw
特に最初に音入れするドラムが大変なんです!何もない状態で、曲のテンポのクリック音だけ聴かされて演奏をするとほとんどの確率で曲の構成を見失いますから、事前の仮歌やナビは必須です!
<補足3>
曲のテンポは最初に決めておきましょう!
レコーディング始まって「この曲もう少しテンポ上げたいなぁ」なんて思っても手遅れ!どうしてもテンポ変えたいなら、最初のドラムから録り直しですからね~w
最初にしっかりバンドでリハーサルをしてテンポを決めてくださいねw
以上、ざっくりですがスタジオ費用です!
出来るだけ費用をかけたくなければ一発録音で良いですが、これも、あなた、あなたのバンドの実力次第では緊張のあまり全然まともな演奏ができなくて時間がかかってしまい、結局、個別に録ったのと変わらないくらいの時間になってしまったってことも結構あります。いや、結構以上にあります(泣)
スタジオ費用概算内訳
(5曲~10曲想定)
ドラム:
(3時間パック5,000×2)×2
=6h=20,000円
ベース:
(3時間パック5,000×2)×2
=6h=20,000円
ギター:
(3時間パック5,000×2)×2
=6h=20,000円
ボーカル:
(3時間パック5,000×2)×2
=6h=20,000円
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スタジオ代の合計:80,000円
✔レコーディングエンジニア費用
エンジニアさんにより金額は大きく違いますが、1時間3,000円前後だと思ってください。
これってホントにピンキリなんですが、あくまで私の経験での算出金額ですので、有名なエンジニアさんだと当然もっとするはずです。私はそういった方を直接存じ上げないので金額はわかりません(汗)。ただ、これを職業としている方もいらっしゃるほどの高度な技術ですので、お金をケチって自分たちでやるとほぼ確実に失敗します。私は経験済みです(笑)
でも..お金ないし、見様見真似でもチャレンジしてみようって方は以下を参照してみてくださいw
・レコーディング/ミキシングの全知識 [改訂版] (「全知識」シリーズ)
・レコーディングの教科書 良い音で作品を残すために (CD付き)
・エンジニア直伝!レコーディングテクニック大全 (リットーミュージック・ムック―サウンド&レコーディング・マガジン)
概算目安:
スタジオの合計時間数(24h)×3,000
=72,000円
✔ミックス費用
ミックスとは、収録した音源の音量や音質、音の位置などを1曲単位で整えてゆく作業です。
これも職業としている方もいらっしゃるほどの技術ですので、お金をケチって自分たちでやるとほぼ確実に失敗します。これも私は経験済みです(爆)
ミックスするにあたって行ったミーティング後に出来上がった(ミックス)音源に対して、楽器の音量バランスや楽器の配置、音の一部削除などの要望によっては、修正1ヶ所につき1,000円等、どんどん追加料金が積算されることもあるので、楽器の位置や音量、音質などなど、事前にきっちりミーティングする必要がありますのでわからない事はどんどん質問しながら綿密に進めましょう!
このミックス作業は、レコーディングエンジニアさんができることも多いですので、お願いするのもありですよ。それによって多少の割引きもしてくれるはずですw
概算目安:
100,000円~150,000円
(1曲につき10,000円~15,000円)
費用削減にミックスならできるかも?って方は以下の書籍を参照してみてくださいねw
・エンジニア直伝! クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック (サウンド&レコーディング・マガジン)
・(ダウンロード音源対応) DAWミックス/マスタリング基礎大全
✔マスタリング費用
マスタリングとは、曲ごとの音量や音圧などの調整をする作業です。ミックスで1曲1曲の楽器のバランスは良くても、曲を順番に再生したときに音量や音質にバラツキがあったりしないようにそれを調整する作業です。このマスタリングも職業としている方もいらっしゃるほどの技術ですので、お金をケチって自分たちでやるとほぼ確実に失敗します。もちろんこれも失敗の経験済みです(笑)
こちらもレコーディングエンジニアさんがやってくれることも多いですので、お願いするのもありですよ。
概算目安:
10,000円~30,000円
(1曲につき1,000円~3,000円)
費用削減にマスタリングならできるかも?って方は以下の書籍を参照してみてくださいねw
・エンジニア直伝! クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック (サウンド&レコーディング・マガジン)
・(ダウンロード音源対応) DAWミックス/マスタリング基礎大全
✔CD盤の制作費用
※ブックレットを何ページにするか?プラケースにするか?紙ジャケットにするか?それぞれで
金額は変わってきます。
概算目安:
60,000円~120,000円
(300枚~1000枚製作の場合)
ケースやブックレットくらい自分たちでってあなた!以下を参考にしてみてくださいw
・イーサプライ CD DVDケース クリア 10mmプラケース 100枚セット EZ2-FCD024-100C
・サンワサ・・プライ インクジェット用インデックスカード A4 JP-INDN
✔まとめ
ほんとにざくっりとになりましたが、ここまでした時の金額は、
222,000円
~432,000円
安く感じたでしょうか?高く感じたでしょうか?
ほんとにざくっりとになります。金額はほんと概算なのでやり方によっては安くも高くもなります。当然、レコーディングエンジニア費やミックス費をなんとかしようと自分たちで出来ないかなぁと考えると思いますが、何度も書きますが、費用が掛かる作業だからこそド素人じゃ簡単にできないということですのでその辺りはよ~~~~~く検討してくださいねww
ただ、このアルバムを1枚2,000円として500枚売れれば
1,000,000円!
約560,000円~
約770,000円以上の
粗利益ですw
この機会にCD制作してみてはどうでしょうか!