やっと「おかしくない？」ってぐらいの寒さは脱したかな？という感じで、希望が見えてきましたね。
早くあったかくなあれ。
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さて、みんな大好き、レザーペイント紹介のお時間です。
今回ご紹介する１着も前回のフライトジャケットに引き続き、あたしがおかしくなって「もう絵なんて描けーん！」となる前にお預かりしていたもので、先日やっとお返し出来ました。
満を持してのお披露目です。
どうぞ。
「KARAJISHI-BOTAN」Kaoru Samidare（2018）
back
front
薄手のレザーベストに、翼の生えた唐獅子と花札をモチーフにデザインしました。
バックに唐獅子と牡丹、フロントは猪を猫にアレンジした花札をポケットに入るようにペイントしてあります。
さらに。
花札を猫に乗っ取られた猪は何処にいったのかというと、ここにおります。
ちらり。
襟をめくると猪とサインが出てきます。凄くない？
これ実物めちゃくちゃ可愛いんですよ。黒い皮に橙色っていうのがまたいいんですよね。
仕上げ近くになってサインを入れる場所がないな〜と思っていたんですが、猪と一緒にすることで全体のバランスも良くなって最高でした。
各所アップ。
翼の生えた唐獅子や、花札の猫アレンジ、追いやられた猪など、全てオーダー主様のアイデアです。
オーダー主様と相談しながら作品を作り上げていく過程で、自分では決して思い付かないようなアイデアを頂くことは非常に刺激的で、オーダー制作の醍醐味の一つです。
特に猫の花札はとても反響がありました。可愛いですものね。
そうそう、絵の中にあちこち飛んでる蝶は花札の中のデザインを引用したものですが、この蝶を絵の中に飛ばすアイデアもオーダー主様からです。
蝶、猫に食べられそうですけれども。
今回はご希望のモチーフやご要望がかなり多く、最初にそれらをまとめる作業で大分「あー！」となった記憶がありますが（もう２年以上前なのでこういう書き方…）、出来上がってみると本当に良かったなあと思います。
余談ですが、デザインを考えるにあたっては出来る限りオーダー主様のご希望を全力で取り入れていきますが、お話を聞いて「それはない方がいいだろうな」「これはやめた方がいいだろうな」とあたしが判断した場合、その理由などを丁寧に説明させて頂き、内容を整理させて頂くことも御座います。
洗練された作品にする為に過剰だと思われる要素は削ぎ落としていき、結果として作る側と纏う側どちらの自己満足にも陥らない、誰から見ても格好良いであろう作品をお返し致します。
五月雨は当たり障りのなくやり過ごす為に、自分が一番格好良くかつ美しいと思えないものを惰性で提供することを致しません。
ご理解の程お付き合い頂けますと幸いです。
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オーダー主様、この度は本当に本当にありがとうございました。
またいつかお会い出来ますことを楽しみにしております。
沢山着て頂けますように。
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五月雨のフルオーダーレザーペイントについてご案内。
世界に一つ、あなたの為だけにお描きします。
制作スタイルの都合上、急ぎのオーダーは基本お受けしておりません。また内容によりけりお断りすることも御座いますので、合わせてご了承下さい。
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