こんにちわ。
今回は術後の後遺症について
書いてみたいと思います。

手術の際、迷走神経や
舌咽神経に触れたことにより、
嚥下(飲み込み)障害や声のかすれ、
味覚障害などが起りました。
顔面痙攣の手術の際起ることがあると
言われる耳のこもりについては
幸いなことに起りませんでした。




手術してすぐは、
食事がうまく飲み込めず、
お水をごくごく飲むことも
できなかったため、
やわらかいものを
ゆっくりゆっくり食べていました。

職場には、ご飯と固形の卵スープの素を
入れてまぜまぜしたものを
ジャーポットに入れて持参。
昼くらいにちょうどいい感じの
おじやになるので
それをふーふーしながら食べてました。
梅干しとか昆布とか鮭とかを
日替わりでトッピングして。

薬も喉にひっかっかってしまうため、
薬がラクに飲める、
ゼリー状のオブラートに
混ぜて飲んでました。
確か「お薬飲めたね」的なネーミングの。
便利なものがありますね。

最初は感覚がわからずに
よくむせてゲホゲホしてましたが、
しばらくするとコツを覚えてむせることも
少なくなりました。

これは2ヶ月くらいで
良くなったように記憶しています。


声のかすれについては、

声帯が絞られている感じ、といいましょうか?
何十曲も熱唱した後のような、
選挙活動で声を出し切った
候補者のような、感じ!?
大きな声を出そうとすればするほど
かすれてしまい、仕事で大勢の前で話しを
しなければいけない時は少し困りました。

これは良くなるのに
半年くらいかかったような気がします。


そして、
嘘みたいな本当の話なんですけど、
手術してから、音痴になりました。

いや、夫が
「音痴は前からじゃ…」と
申しますので訂正します。

手術後、
<より音痴>になりました。

なんていうんでしょう?
音域が、より狭くなったというか、
声帯が、より開きにくくなったというか?
自分が思う音域が、以前にも増して
だせないんですよねー。



今でも残っているな、
と感じる後遺症については、
音痴になった(と信じている)こと以外に、
咳き込むことが増えたことでしょうか。
ピーナッツを食べると100%咳き込みます。
あと、何も食べてなくてもいきなり
咳き込むこともあります。
あと、朝方目覚める直前によく咳き込みます。

今、外で咳き込むと、
嫌な顔されたりもするので
飴ちゃんと飲み物は
必ず持ち歩くようにしています。
そうそう、咳払いもよくするように
なりましたかね。

でも年を重ねると嚥下機能が
落ちると言われてますので
これは、ただの老化説、というのも否めません。


あとは甘味欲求がおさまらないこと、でしょうか。
手術後味覚障害になって、
酸っぱいもの辛いものに
敏感になってしまって
全然食べられなかったことがありました。
逆に甘味に鈍感になり、
甘いものばっかり欲してたんです。

そして今でも甘いものばっかり
食べてしまう習性が残っていて…。


ですがこれについても、夫曰く
「前から甘いものよく食べてたよね?」
と、申しますので、
気のせい説も否めません。



ピーナツで咳き込むのも、
甘いものに目がないのも、
音痴が増したのも、

気のせいかもしれないし、
老化のせいかもしれないし。


と思える、その程度です。