千と千尋のかまじぃの世界
今回の休みが始まるタイミングで、タイミングよく友達の紹介で入ってきた新しいバイト、それがめちゃくちゃ楽しい。
以前やっていたクリニックの受付の仕事に近かったので、チャレンジしてみることに決定したのですが、前のクリニックとの一番の違いは、生薬を扱っているということ。
前のクリニックはGranuleという、日本でいうツムラが出しているような既に顆粒になっているハーブしかなく、今回のクリニックは生薬(もちろん顆粒も扱っている)があるので、学べることがたくさんあると思ったのです!
また前回のクリニックはgranuleのformulaを使うことが多々あったのですが、今回のクリニックはformulaなしで全てsingle ハーブ! すごい!
これこそclassicなThe 漢方の世界。
こういうの好き好き。求めてました!
私的にジブリで例えると、
ナチュロパスは、魔女の宅急便のききのおかぁさん、
TCM (Traditional Chinese Medicine = 漢方)は、千と千尋にでてくる かまじぃ。
かまじぃが取り仕切るお風呂に使う薬草の調合室のような壁一面の引き出しが、クリニックにあり、その中にいろーーーーんな生薬がぎっしり。
えーーー!こんな物も使ってるんだ!と思うことも多々。
漢方生薬を図る単位は、兩と銭を使うということを知り、見たこともないような手動の機械で測量します。
部屋中に生薬のにおいが漂っていて、私足りてなかったのはこれこれこれ!
ナチュロパスで扱うハーブは西洋ハーブをはじめとして、漢方のハーブ、アーユルベーダのハーブなどなど様々な植物を使用しています。
なので、クリニックではいつもリキッドでしかみてないハーブの実物を見ることができるのです!
こんな香りがするんだ!とか、
こんな色なんだ!とか、
こんな種類があるんだ!とか、
5感で感じることができるのが楽しい!
これって机上のクラスから学び足りないことだと感じていたので、そのギャップをすこ~しですが埋めることができているような気がしてワクワクする。
現代社会の忙しい人の働き方を考えると、顆粒になっている漢方をとることが簡単で便利だし時代に合っていると思う。
でも、昔ながらの方法で生薬をゆっくり煮出してとるのは、より慢性的な症状でパワフルな効果が必要な時にお勧めされる。
時代の流れにはあってないかもしれないけれど、伝統的な漢方に触れる機会ができて友達ありがとう!という感じです。
前のクリニックの経験があって、ハーブの名前に身近だったり、顆粒のハーブの調合がめちゃくちゃ早かったり、受付業務がすんなりとこなせています。
このクリニックで経験をするための下積みの期間だったんじゃないかと思える位です。
また、これは始まってから感じた魅力。
- ドクターが大学で教えていたこともあるということで、色々と説明してくれる!
- クリニックがコミュニティに密着している
- ドクターが心の底から優しく患者さんそしてスタッフ思い
- 私が興味がある分野を専門としている
- オリジナルハーブミックスを出している!!
患者さんが少ないタイミングで、ハーブミックスの調合をしまくっているのですが、楽しい。
めちゃくちゃあるハーブの引き出しから、必要なハーブを探してきて、専用の測りで測量する。
この繰り返し。
私は内職のような地味な作業が結構好き。
これはQi Tonicというスープミックス。
お肉と一緒に料理するのにお勧め。
週1で働かせてもらえるということなので、2学期が始まっても細々と続けたいと思います。
漢方ハーブを英語圏で学ぶ場合、それぞれのハーブの漢字名、英語名、Ping Yin(英語での漢字の読み方)そして効果、とめちゃくちゃ覚えることが多いw
こちら蝉の抜け殻ちゃん。
Chan Tui - 蝉蜕 といいます。
Chan Tuiは知ってたけど、蝉の抜け殻だったんだ!という感動。
少なくとも漢字がなんとなく読める日本人でよかったと思えた瞬間でした(笑)