ナチュロパスってどんなイメージがありますか?

 

 

ナチュロパスを勉強する私がイメージするナチュロパスって、魔女の宅急便のキキのおかぁさん。

 

魔女の宅急便の冒頭で、緑あふれる自分のカフェだか調合室で、リウマチを患っているおばぁさんに、何か混ぜまぜして作っている、それがナチュロパスのイメージです。

 

 

 

 

ナチュロパスは必要に応じてハーブの力を借りることが多くあります。

 

日本ではハーブ=ハーブティー&アロマオイルのイメージが強く、リラクゼーションの一環として取り入れられている印象を強く受けます。

 

 

 

オーストラリアのナチュロパスは、西洋ハーブをメインに漢方やアーユルヴェーダで使用されるハーブも取り入れていて、バラエティが豊富なハーブを使いこなします。

 

 

 

ハーブのクラスでカバーされるハーブの品目は、いくつになるか数えられないほどたくさんカバーしました。(今思い返してもすごい勢いだったぁ汗)

 

 

1つのハーブにつき英語名とラテン名(学術名)と複数のaction(作用)、エネルギー(hot, cold, warmなどなど)、使われる部位(葉、根っこ、レジン、花とか)こんなに覚えられるわけがない。と半ば諦めてたけど、人間ってすごいですね、何回も復唱していくうちに覚えていくもんですわ。

 

 

 

話は逸れましたが、オーストラリアではリラクゼーションというより、治療を目的としてハーブを摂取しています。

 

 

 

 

 

今回は学生クリニックでお勧め可能なハーブ取り入れ方の紹介をします。

 

 

 

 

 

ハーブの取り入れ方

 

 

1. アルコールべ―ス (ハーブチンキ)

高度のアルコールをベースにハーブの成分を取り出している物をハーブチンキといいます。英語ではTincture (ティンクチャー)といいます。

 

このチンキの処方が主流になっています。

 

 

学生クリニックには、ハーブのボトルが棚にざーーーーっといくつも並びます。

この光景が好き。

 

 

コンサルをした上で状態に合わせて、その中から大体3-5種類のハーブを選び、調合し、その方に合わせたミックスを作ります。

 

これが楽しい~♡

 

 

 

1週間で100mLお勧めすることが基本的で、状態や症状によって1日2回、もしくは3回の摂取回数になります。

1回大体 5~7.5mLのハーブミックスを30mLのお水に薄めてくい!っとショットのように摂取します。

 

ハーブのお味がすっごくintense(濃い)なのですが、これが飲んでいくうちにくせになってくるのです。

 

 

「うまい~!もう一杯!!」(お代わり禁止ですけど)

ってなるような感じ。

同じ世代の方、わかりますかね。

 

  

 

 

2.  お水ベース(ハーブティー&煎じ茶など)

アルコールが摂取できない方(宗教上の理由、妊娠中、子供、アルコール中毒、肝臓が悪い方など)にはハーブティをお勧めします。

 

アルコールでは抽出することができない成分があるので、その成分が必要な場合はお水ベースの取り入れ方がお勧めです。

 

お水ベースのハーブ抽出方法にはいくつか種類があります。

  • 20-30分ほどハーブを煮出すことをdeconction
  • お湯につけることをinfusion
  • 室温のお水につけることをmaceration
  • 上からぽたぽたろ過することをpercolation
    (フィルターコーヒーみたいなイメージ)

 

クリニックでのメインのお勧めはdecoctionとinfusionになります。

 

アルコールのハーブチンキとは違い、お茶の香りや暖かさをじっくり選べる楽しみ方ですね。

 

 

 

 

 

3.粒 (タブレット、カプセル)

ハーブを細かくしたもの(もしくは液状ハーブ)をカプセルに入れてあるもの、もしくはハーブをタブレットにしてあるものです。

 

液体ハーブは面倒だったり、持ち歩きたい、移動が多いという方にはこちらがお勧め。

 

 

 

 

 

4. 肌につける (クリーム、ジェル)

状態に合わせて、外側(肌)につけるものが必要だと判断された場合は、ハーブクリームやハーブジェルもお勧め可能です。

 

この場合はベースのクリームもしくはジェルに、チンキハーブを混ぜその方にあったオリジナルのクリーム、ジェルをお勧めします。

 

*どんな形態のハーブでも薬を飲んでいる方には、ハーブと薬の飲み合わせが悪くないか確認することは必須です。

 

 

 

以上、ハーブのお勧め方法でした!


 

 

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日本ではハーブチンキがそこまで身近ではありません。

なのでオーストラリアにいる方特権です。

個人的にはハーブチンキは非常にパワフルだと感じていて、すごくお勧めです!

(もちろんコンディションと個人の状態によります)

 

 

基本的には急性そして慢性の症状どちらにもお勧め可能です。

 

 

テレヘルスでのコンサルの場合、液体ハーブなどお勧めした品物の郵送も可能になります。



 

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こちらは先日大好きな同期に処方してもらった私のミックス♡


上から、

フェネル、

五味子(漢方名がwu wei zi)、

ピオニー。



フェネルがめちゃくちゃいい味出してます。



 

インスタアカウントで、私のハーブで気合いを入れて始まる1日。という短い動画をあげました。 

見に来てやってください <(_ _)>

 

 

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こちらは学生クリニックにある液体ハーブのサンプル達。

 

 

先日のクリニックでは、ハーブの調合係の担当でした。


1学期に1,2回順番で回ってくるのですが、この日がだい好き♡

 


というのが、処方箋が出るまでの間は基本自由なのです!

 

 

 

気になるハーブなどを手の甲に1滴垂らしてペロッとテイスティングします。

 

学術名、一般名称、作用などなどの情報がわかっていても味がわからない!なんてことにならないように、いろいろお試ししまくりです。

 

 

 

 

この日はフラワーエッセンスの調合もしました。

 



 

 

 

 

たのしすぎた~♡