しばらくブログを放置している間に平成が終ろうとしている。

昭和の、それもそこそこ中くらいの時代に生まれた私は、昭和が終った時もよ~く記憶しているが、それはそれは重たい雰囲気だった。

それに比べて、このたびのなんと盛り上がっていることか。

そのような中、様々な世界の方々がSNSなどで自らの病気を告白し、闘病する姿も報告している。オリンピックのメダルが期待されている若いいアスリート、私と同じ世代の元アイドルの方。それぞれの病期の違いはあれど、闘病する様子も克明に報告されている。

そんな中、ネットニュースの記事やコメントを閲覧していてちょっと気になったことが。それは、病気に立ち向かっている当人に対して「頑張ってください」という言葉を贈ることの是非をめぐるもの。

既に充分闘っている、あるいは今苦しんでいる人にその言葉は不適切だ。

自分に関係ないからって無責任じゃないか。

軽々しく言う言葉ではない。

等々。TV伴組等でコメントを求められる人が、批判を恐れて物凄く言葉を選んで喋っているように思える。

いつから日本語ってそんなに難しくなったんだろう。大事なのは言葉そのものじゃなくてそこに込められた「気持ち」だと思うのに。

50代の男性のことを「オッサン」と呼ぶのも、親しみ、軽蔑、卑下、なんの感情もない、などさまざま。でも、文字が独り歩きするネット上の画面では「気持ち」が伝わらない。誤解されないよういっぱいの文字を使って装飾しなければならない。それがまた誤解を呼んだり。

病気になってショックを受けてる人、落ち込んでいる人、熱や痛みで辛い思いをしている人、そんな皆を応援する気持ちが込められていれば「頑張ってください」でもいいと思うんだけど・・・。

でも、花粉症に悩まされている家人には「頑張って」とも言えず、ティッシュを差し出して見守るのみな今日この頃です。