7月に入ると会社の健康診断がやってくる。いや、7月って決まっているわけではないのだが、大企業ではないので社内にはそのような設備は無く、だいたい5月の連休明けから7月中旬くらいまでの間に、各日5~10人づつくらいに分かれて県内の健診センターへ行って受けることになっている。私は例年7月~8月ごろになっており、毎年すごく暑い中を行くことになる。

 もともと健康診断もあまり好きではなく、血圧を測れば「身長か!」っていうような数字が出るし、肺活量の検査をすれば「もっと(息を)吐けるでしょ」と再検査されるし、眼圧の検査はあの一瞬の光を浴びたあとは目がクラクラするし。そしてエコーは他の人より長時間右の腹部をしつこくなぞらられるので、こそばいやら不安になるやら・・・。でも、そのエコーのおかげで発見された腎臓がん。よくあの大きさで発見してくれたものだと感謝してます。

で、今年の健診。事前に送ってきた問診表も当日の受付時にも特に変わったことはなく、例年どおりの流れで開始。昨年のエコーでの指摘後の経緯はC大病院からかかりつけのH先生、そしてH先生からこの健診センターへもレターを書いていただいているが、特に何も言われず。唯一、エコーを担当する技師さんだけが、「去年、高エコー病変があったんですね」とおそらくは昨年の記録を見ながら仰る。それでも手術云々はご存知ないらしく、仰向けになった腹を見て初めて「あっ、なんか手術されたんですか?」と。

「はい、エコー検査から諸々経て結果ダビンチを使っての手術になりました」

技師さん、左腹にプローブを当てながら「でも、けっこう腎臓の形になってますよ」

「え?」

「腫瘤は確かに無くなってますけどふつうの腎臓の形とほとんど変わらないですよ」

そうなんだ。やっぱりP教授、けっこう残してくださったんだなあと改めて感謝。

最大の難関のバリウムを飲みながらの胃の透視を終えて最後には医師による触診。

これがまた大変お若い、そして申し訳ないけど頼りなさそうな感じのお医者さん。胸、背中に聴診器を当て足首をつかんでむくみの有無を診る、以上って感じで、なんの会話もなし。手術痕にも特に言及せず。まあいいけど。

数日後、結果到着。慢性胃炎、右腎血管筋腫、ごくごく軽度の脂肪肝などいつもの文言以外にさしたる指摘なし。あえていうとγ-GTPがそこそこ下がっている。ここ数週間は暑さに負けてけっこうビールを飲んだが、食生活を少し変えたのが効いているのかも。

ほっと一息。1年間、長かったような短かったような。